イスタンブルで初の電気自動車用充電スタンド開設
2010年10月14日付 Radikal 紙


サラチハネにあるイスタンブル広域市庁舎の駐車場に、電気自動車用充電スタンドが設置された。設置にあたり市との共同事業にあたったエネルギー株式会社のアドナン・チェリック社長は、2011年からイスタンブルで電気自動車が販売される事になると述べた。

チェリック社長は、サラチハネに初めて電気自動車用充電スタンドが設置された二つのステーションを作り、今後はイスパルク(İSPARK)駐車場にも設置される事になるだろうと語った。また、「電気自動車は全世界でそうであるように、トルコでも最新のものです。フランスのルノー社によって生産される電気自動車は、イスタンブルでも2011年から販売が開始される予定です。一方、電気自動車を販売するには、つまり皆さんに買っていただくためには、発売前に充電スタンドを設置する事が不可欠です」と述べた。

電気自動車用には、高速、普通、低速の3つの種類の充電スタンドがあり、公共の場に設置されるステーションは高速充電用のものとなると述べるチェリック社長は、充電時間30分のこのステーションは、緊急時にバッテリーがなくなりそうな時に利用できること、しかしふつうは夕方、駐車場で6-8時間の充電が行われると明らかにした。

チェリック社長は、イスタンブルでは運転手は平均時速60キロで走行しており、フルの充電で電気自動車は160キロ走行可能となり、十分であると述べた。

チェリック社長は、電気自動車の充電コストとディーゼルガソリンのコストを比較すると、自動車のタイプにもよるが、6倍~8倍電気自動車の方が、安くなると強調した。またチェリック社長は報道陣に対し、どのように電気自動車を充電するかを、駐車場に持ってきた車を使って実際に示して見せた。

初の充電スタンドの設置式には、ISPARK社のカドィル・グルベチ社長、Belbim社のハルン・マデン社長も参加した。

■カドゥキョイ、バルムムジュ、ジハンギル、ボスタンジュにも順次設置される

エネルギー株式会社とルノー社の間で調印された業務提携にもとづき、電気自動車導入の為の第一段階として、テストおよび広報のために、更に4つの充電ステーションが設置される予定である。

充電ステーションは、カドゥキョイではISKI屋外駐車場で、バルムムジュ、ジハンギルでは立体式駐車場に、ボスタンジュでは、屋外駐車場に設置される予定である。

更に、両社共催のもと、2010年11月2日にイスタンブルWOWコンベンションセンターで、「トルコ電気自動車フォーラム」が開催される。

このフォーラムには地方自治体関係者、電気自動車を開発する研究者、そして関連業界の関係者らが参加する。国際シンポジウムでは、電気自動車産業の分野におけるインフラ市場モデル、規格や技術と言ったテーマに関するデータが参加者らに提供される。

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( 翻訳者:有田 潤 )
( 記事ID:20398 )