スカーフ着用の大統領夫人、公式式典参加―トルコで初めて
2010年10月19日付 Milliyet 紙
ドイツのクリスティアン・ウルフ大統領のために大統領公邸で行われた公式の式典に、アブドゥッラー・ギュル大統領の妻ハイリュンニサ・ギュル夫人も参加した。レッドカーペットの上を初めて歩いたハイリュンニサ夫人は居並ぶ兵士達に挨拶をした。
5日間の予定でアンカラ訪問中のドイツのクリスティアン・ウルフ大統領とベッティナ夫人のため、チャンカヤの大統領公邸で公式の式典が執り行われた。
チャンカヤの大統領公邸へと越してきた2007年以来、アブドゥッラー・ギュル大統領の妻ハイリュンニサ夫人は初めて夫婦そろってこうした公式式典に参加した。
ギュル大統領とハイリュンニサ夫人はまず来客を大統領公邸の庭で出迎えた。その後、2人の大統領が居並ぶ兵士たちに挨拶をする一方、2人のファーストレディーもレッドカーペットの上を歩いた。
ドイツ大統領の妻ベッティナ夫人は式典に参加していたトルコの式典参加者と握手をする一方で、ハイリュンニサ夫人はドイツの式典参加者と握手をした。
大統領と夫人らは、会談の前に4人はバルコニーでしばし談笑をしていた。
またハイリュンニサ夫人とベッティナ夫人が長い時間英語で会話していたことも注目された。
チャンカヤの大統領公邸でのこの対応により、国家の公式式典では(夫婦そろって賓客を迎えるという)元のプロトコールに戻ることとなった。
[訳者注:これまでハイリュンニサ夫人のスカーフ着用のため、公邸での公式行事参加が見合わされてきた。]
参照記事
http://www.radikal.com.tr/Radikal.aspx?aType=RadikalDetay&VersionID=59442&Date=21.10.2010&ArticleID=1024563
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:小川玲奈 )
( 記事ID:20441 )