宗教関係者たちが、ディヤルバクルで行われた「宗教関係者たちのクルド問題に対する視座」という会議にて一堂に会した。
この会議では、テロ組織であるクルド労働者党(PKK)の襲撃によって犠牲となったハッキャーリ在任のイマームであるアズィズ・タンの殺害が再度非難された。バーラル自治体の会議場にて行われたこの会議で、開会の挨拶を行なったトルコ宗務・ワクフ総局職員組合ディヤルバクル支部のオメル・エヴセン支部長は、「ハッキャーリにて犠牲となった同朋であるアズィズ・タンに、神からの慈悲を祈っている」と述べた。同支部長は、クルド問題解決へ貢献するためにこのような会議を主催したと話した。そして宗教関係者として何年間もクルド問題を目にし、身近で体験し、そしてそれに伴い生じる死に対して何らかの形で「ストップ」と言うようつとめてきたと述べた。時には他の市民団体と共催で会合を催し、そこで意見を述べたとした。(今回は)宗教関係者たちが問題解決のために意見を述べ、議論し、またこのテーマについて話す人々に耳を傾けるために参集したとした。エヴセン支部長は、近年イスラム世界は大きな痛みを経験しているとし、ムスリムたちが大きな代償を払って得た経験から、トルコ人とクルド人たちは重要な教訓を得ているとした。同支部長は、「われわれの目的は、(イスラム世界を)細分化することではなく、より拡大し統一していくことである」と述べた。
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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:20485 )