イラン原子力庁長官「20%濃縮ウランの量、約30キログラムに」
2010年10月21日付 Jam-e Jam 紙
イラン原子力庁長官は、自国の20%濃縮ウラン燃料の量が約30キログラムに達したと発表した。
ファールス通信によると、アリーアクバル・サーレヒー原子力庁長官は記者らに対し、バンダルアッバースのギャチーン・ウラン鉱山について、「採掘と同時に探査も行っているので、同鉱山の寿命は延びている」と語った。
サーレヒー長官は、バンダルアッバースのギャチーン・ウラン鉱山では良質の鉱脈を発見しており、採掘の準備を整えているところだと発表した。
また、イランの20%濃縮ウラン燃料の量が約30キログラムに達したことを明らかにし、さらに「サガンド鉱山およびナーリガーン鉱山の開発の準備作業が現在行われているところだが、両鉱山での採掘はまだ行われていない」と指摘した。
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( 翻訳者:榎本香菜 )
( 記事ID:20491 )