解党DTPのチュルク元党首とトゥークル元議員、被選挙権回復をもとめ提訴へ
2010年10月25日付 Yeni Safak 紙


議員の資格をはく奪されていた元民主市民党(DTP)のアフメト・チュルク元党首とアイセル・トゥールク元議員は、9月12日に承認された改正憲法にもとづき、明日(25日)、トルコ大国民議会議長に被選挙権の回復を要求する。

憲法裁判所は、2009年12月11日に民主市民党(DTP)を解党し、同日付でDTP党首を務めていたマルディン県選出アフメト・チュルク元議員とディヤルバクル選出のアイセル・トゥールク元議員を罷免した。しかし、9月12日に承認された改正憲法により、チュルク元党首とトゥールク元議員に再び議員職に就くチャンスが生じた。改正の第9項目により、議員の解職を規定する憲法84条の最終項目が削除されたためである。

これにより、2007年に行われた総選挙で当選し、任期を満了せずに憲法裁判所により罷免されたチュルク元党首とトゥールク元議員に再び議員職に就くチャンスが生じた。

■請願書を提出予定

チュルク元党首とトゥールク元議員は、憲法改正が国民投票で承認されたのち、この問題について弁護士たちと検討した。その結果、チュルク元党首とトゥールク元議員は再び議員になることができるという見方が濃厚となった。これを受け、チュルク元党首とトゥールク元議員は、被選挙権回復のため、トルコ大国民議会議長に申し出ることを決定した。チュルク元党首とトゥールク元議員は、明日(25日)、トルコ大国民議会議長を訪れ、請願書を提出する。クルディスタン社会連合(KCK)裁判のため現在ディヤルバクルにいるチュルク元党首も、明日アンカラに戻るものとみられる。

■ハスィップ・カプラン

イェニ・シャファク紙の取材に答えたアイセル・トゥールク元議員は、憲法改正後、被選挙権を回復できる可能性が生じたと指摘する。トゥールク元議員は、弁護士らと行った面談でもこうした見方が大勢を占めていたと話した。

アイセル・トゥールク元議員によると、この問題に関する取り組みは平和民主党(BDT)シュルナク県選出のハスィップ・カプラン議員によって進められ、然るべき法的手続きもカプラン議員によって行われると述べた。

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:20494 )