麻薬をアフガニスタンやパキスタンからイランへと運び、そこからさらにトルコに輸送していた3つの国際麻薬中継組織が摘発された。

　本紙の報告によると、イスラーム共和国治安維持軍麻薬対策警察長官のハミードレザー・ホセインアーバーディー司令官は、このように明かした上で、「三つ目の組織が摘発されたのは昨日のことだ。この組織のメンバーからは、3,765kgの麻薬が見つかり、押収された」と述べた。

　同長官は以下のように加えた。「しばらく前からこれら3つの組織の捜査が特別なかたちで始められていた。収集した情報から、国際密輸組織であるこれら3つの組織のメンバーらが、アフガニスタン、パキスタンそしてイランで活動していたことが分かっていた」。

　同氏はまた、「さらなる捜査の結果、これら3つの国際組織のメンバーらは、スィースターン・バルーチェスターン州にある倉庫に一旦麻薬を集め、そこからそれをテヘランに運んでいたことが明らかとなった。彼らは自動車の中に麻薬を隠し、ヨーロッパの中継組織として動いていたトルコの麻薬組織に渡らせていた」と語った。

25人を逮捕

　ホセイン・アーバーディー司令官はさらに、以下のように述べた。「情報収集後、警察はまずこれら3つの組織のうちの一つを摘発し、この組織の摘発を公表しないうちに第二の組織を発見し、壊滅に追い込んだ。そしてついに、われわれ警察は先の2つの組織のメンバーから得た情報をもとに第三の組織を月曜日の深夜に摘発した。それとの関連で、これまでにプロの国際密輸組織のメンバー25人を逮捕し、さらにトレーラー3台及び自動車15台を押収した」。

　さらに同氏はこう続けた。「これら3つの組織のメンバーらから、これまでにおよそ11tの麻薬が発見・押収されており、これらの国際組織の余罪について取調べが続いている」。

461kgの覚せい剤を発見

イスラーム共和国治安維持軍麻薬対策警察長官は続けて、今年発見された覚せい剤について言及し、「今年の最初の6ヶ月間で、461kgもの覚せい剤が密売人らから発見され、関係者14,000人以上が逮捕され、司法当局に引き渡された」と述べた。

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（ 翻訳者:須川美保 ）
（ 記事ID:20508 )