イランで活動していたシオニスト体制のスパイ二名の裁判、準備が整う
2010年10月27日付 Jam-e Jam 紙

テヘラン検事長は2件のスパイ事件について、〔裁判所での審理開始に向けて〕調書を裁判所に送る用意ができたことを明らかにした上で、「以前発表した5件のスパイ事件とは別に、今回の2件についても、調書を裁判所に送る準備が整った」と述べた。

 イラン国営放送報道センターの報告によると、アッバース・ジャアファリー=ドウラトアーバーディー検事長は、第18区検察庁の新旧所長の歓送迎式典が行われている傍らで、記者らに「〔スパイ事件で逮捕された〕この2名はシオニスト体制の諜報機関と関わりを持ち、彼らに情報を流していた。もちろん、報酬も得ていた」と続けた。

 また、この2名は政府機関で奉職していた事実はあるかとの質問には、「そのような事実はない。単にシオニストの諜報機関に取り込まれていただけだ」と述べた。

 同氏は、この2名のうち1名は反革命的な活動にも関与していたと指摘した上で、「もう一名の方も、国内問題に関与していた。このことについて詳細を明らかにすることは、適切ではないだろう」と語った。

 氏は続けて、一般革命検察の初代検事長(ハーダヴィー師)の息子が逮捕されたことを認めた上で、「この人物の犯した犯罪は、公安関連である。それゆえ、ここで詳細を明らかにすることはできない」と述べた。

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( 翻訳者:加藤祐大 )
( 記事ID:20515 )