大統領主催レセプションでの様子
2010年10月31日付 Milliyet 紙


アブドゥッラー・ギュル大統領夫妻が大統領官邸にて行なったレセプションに参加した人々は、ハイリュンニサー・ギュル夫人の服装と彼女のもてなしぶりに最大の関心を寄せていた。「参加者」の目から見たその夜の印象は・・・

10月29日のレセプションでハイリュンニサー・ギュル夫人は、国外では「ハカーン」というブランド名で有名なハカン・ユルドゥルム氏デザインのボルドー色のドレスを着用した。今年、パリモード界最高の賞であるアンダム賞の受賞が噂されているハカン・ユルドゥルム氏は、ギュル夫人に用意した単色のドレスに関して詳しく語っていない。ユルドゥルム氏は、ギュル夫人のオーダーをうけて用意したのかという質問に対してのみ、「オーダーを受けて作ったわけではない」と答えた。レセプションに参加した人々に、その夜の感想を尋ねてみた・・・。

■フェルヤル・ギュルマン:建築家の目から大統領官邸に感動した

「特に建築家の目から官邸の新しいデザインに感動しました。色や花のアレンジにいたるまで、洗練された雰囲気が漂っていました。会場にはスカーフ着用者があふれているわけでもありませんでした。スカーフを被っていない女性も、被っている女性も良い雰囲気の中にいました。会場の中で、誰かしらを不快にするようなものはまったく感じられませんでした。ハイリュンニサー夫人は、とても上品な主催者でした。その場の雰囲気に合った単色のドレスを着用していたことも、とてもよい感じでした。夫人の服装で目に余るようなことはまったくありませんでした。国外でもレセプションには参加したことはありますが、総じて今回のイベントはとても印象的でした。」

■ムアッゼズ・エルソイ:バラを渡したことは心からの行為です

「信じられないほど上質で上級な夜でした。敬愛なる大統領には、われわれを招待してくださったことに感謝し、ご機嫌ようと申し上げました。大統領官邸に入るとき、外では驚くほど美しい花々が咲いていました。本能的にその中の一輪を摘み取りました。心からこの摘み取ったバラの花をハイリュンニサー・ギュル夫人に贈りたいと思いました。考えて行なったことではありません。バラを手渡すと、夫人は『まあ、本当にありがとうございます。とても紳士的ですね』と仰いました。『私もあなた方の心温かいご招待に感謝しています』と伝えました。私の後ろはとても混雑しており、僅かな会話しか出来ませんでした。バラはとても繊細で情熱的な花で、豊かさという意味も含みます。思いのままに振る舞いました。プラム色のドレスもとても素敵だと思いましたし、とても気高い立ち振る舞いでした。」

■メティン・シェンチュルク:「とてもスマートに見えます」と言ったら笑っていらっしゃいました

「公正で素晴らしいレセプションでした。団結というメッセージがそこにはありました。せっかくですので、大統領のお誕生日もお祝いしました。最初に挨拶したときに、『大統領、あなたを見る度に若返っているように感じます』と言いました。するとその発言にとてもお笑いになったので、続けて『少しお痩せになったようにも見えます』と言いました。私の妻まで『本当にお痩せになりましたね』と言ったので、『私もそう思って、君もそういうなら、みながそう思うだろう』と私は妻に言いました。首相とお話しているときは、妻のフルヤがリゼ出身なので、『首相、私はフェネルバフチェのサポーターです。しかし、妻は私に無理矢理リゼの試合を観戦させるのです。困ったものです』と言って、一緒に笑いました。」

■アジュン・ウルジャル:私を近くから見守ってくださっているそうです

「大統領も首相も、私を近くから見守っていると仰いました。国の偉大な方々が私をこのように思ってくださり、私にとって大きな自信となりました。」

■ザラ:今年は参加者がとても多かった

「敬愛なる大統領と尊敬すべき夫人は、われわれをとても温かく迎えてくださいました。夫人はとても上品な方で、服装もとても素敵だと思いました。去年までのレセプションに比べて、政治やビジネス、学術、芸術、官僚そしてメディアといった世界から、より広範囲にわたる参加者が集まっていました。首相の側へ行き挨拶をすると、とても温かく迎えてくださいました。首相は『こんにちは、お嬢さん。お元気ですか?』と尋ねてくださいました。友人たちと楽しい会話をすることもできました。」

■オズレム・オナル:ハイリュンニサー夫人と洋服のデザイナーが同じでした

「レセプションには初めて参加しました。素晴らしいイベントでした。叔父のムラト・デデマンに付き添って行きました。ハカン・ユルドゥルム氏がデザインしたドレスを着ました。敬愛なる大統領夫人もハカン・ユルドゥルム氏のドレスをお召しになっていらっしゃいました。夫人と同じデザイナーの洋服を着ていることは、とても喜ばしく感じました。私の服装がレセプションではドレッシーすぎるかと思い、始めは少しためらいを感じました。お料理も素晴らしかったです。ハイリュンニサー夫人は、そもそもお料理にはあまり関心を寄せてはいないようでしたし、そう聞きました。大統領と夫人は会場中くまなくまわり、みなと一人ひとり挨拶していました。官邸の新しい装いもとても粋で、優雅に感じました。特に玄関ホールに飾られたシャンデリアは素晴らしく、朝からずっと私の頭から離れません。ハイリュンニサー夫人はこうしたことに関しとても素晴らしいセンスの持ち主だとおもいます。」

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:20555 )