イスタンブルのタクスィム広場での自爆テロ実行犯の写真がメディアに公開された。32人を負傷させた自爆犯の身元は明らかにされなかった。
情報によると、自爆犯はタルラバシュ大通りにある花屋の横からタクスィム広場にやってきた。犯人はタクスィム広場をしばし歩き回ったあと、停車中の機動隊用バスのそばにやってきた。バスに乗り込もうとしたが、バスを警護する警官に気づかれ、追い出されそうになった。強く抵抗したため小競り合いが生じ、パニックになった犯人はウエストポーチにしのばせたA4型爆弾を爆発させた。リュックサックにも爆弾が入っていたことが明らかになった。ウエストポーチにしのばせた爆弾が爆発したため、犯人の足(下半身)はばらばらになってしまった。
■オーストリア製起爆装置
警察の情報によると、爆弾の種類はA4型のプラスチック爆弾である。爆弾にオーストリア製のSCHシェフェルドという起爆装置が使われていた。
この起爆装置に似たものが、ボスタンジュで起こった「革命家指令本部オルグ」を狙った襲撃で、テロリストであるオルハン・ユルマズが殺され、セミヒ・バラバン警察署長が殉職し、さらに1人の市民をも亡くなった事件で押収されていた。
爆弾の威力を増加させるために冷凍ボックスの中に入れておいたことが分かった。
同時に、今回の爆発はカラジャフメット墓地の魔法瓶の中から発見された爆弾や、ハルカルで兵士用送迎バスに対してなされた襲撃に類似している。しかし警察に対する襲撃は革命家人民解放党戦線(DHKP-C)がしばし行う手段であるため、警察捜査チームは、クルド労働者党(PKK)、DHKP-Cそして「革命家指令本部オルグ」あたりの仕業であると狙いを定めている。自爆犯が行った襲撃の様子は、情報セキュリティーシステム(MOBESE)によって秒単位で記録されているという。
■6か月で6度の自爆犯逮捕
警察署の情報によると、最近6カ月で6名の自爆テロ犯が逮捕された。
エディルネから来たM.KとE.A、イスタンブルで捕まったA.D、D.Sの他、身元を割らない2名の計6名である。
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( 翻訳者:木村納菜 )
( 記事ID:20565 )