国内の乳がん患者、低年齢化傾向に
2010年10月25日付 Jam-e Jam 紙


【アミール・バーメ】「世界の乳がん発症年齢の平均が60歳であるのに対して、国内におけるそれが50歳にまで低下しており、その最大の原因は遺伝的要因によるものである」。この保健相の警告は、恐らくこれまで以上に、病気の予防に努力しなければならないということを女性が自覚するのに、十分な根拠となりうるものである。

 ヴァヒード=ダストジェルディー博士(保健相)は昨日、保健省の治療局および研究局が女性の乳がんの早期発見に向けて、大々的な活動を続けていることに言及し、「現在、我々が予算以上に必要としているのは、教育である〔‥‥〕」と述べた。

 同氏は、「一親等に乳がんを患っている人がいた場合、25~50%の確率で、その他の人にもがんの遺伝子が伝わっている可能性がある」と強調した。

 外科医のアースィーイェ・アレフバフシュ博士はジャーメ・ジャムとのインタビューで、このことについて「乳がん予防のためには、定期的な運動を行い、体重増加を抑え、〔子供が産まれたときは〕授乳を行い、更年期障害の時期に〔女性〕ホルモンを使用しないことが効果的で、女性は乳がん発症を低下させるために、これらのことに注意を払うべきである」と強調した。

 「大学ジハード乳がん研究所」の学術委員の一人であるアレフバフシュ博士は、「この病気は、ワクチン接種で予防できるものではない」と指摘しつつ、「健康的な生活スタイルを選択すれば、ある程度まで女性は乳がんに罹るリスクから免れることができる」との見方を示した。

 同氏は、女性は肥満や体重増加を抑えることが重要だと指摘し、「女性は常に、体重をほどほどの状態に保つ努力をしなければならない。というのも、肥満、特に更年期を過ぎた後の肥満は、乳がんに罹る確率を増大させるからだ」と付け加えた。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:尾曲李香 )
( 記事ID:20573 )