■車両10万台分が引退
交通省はポンコツ車を手放す事を検討している所有者に対し、朗報を発表した。同省は、1979年式以前のトラック、レッカー車、タンクローリ、バス等の車輌に対して適応されていた規定を改定した。それによると、買い取りの上限年式が1985年に引き上げられた。また廃車を検討している所有者が、自動車税、違反罰金の借金を有している場合、それらは利息を含め免除される。
■11月15日より買い取り開始
ZAMAN紙によると買い取りは、本年11月15日より2011年6月30日まで。交通省はおおよそ14万台に関係してくる改定案を首相府へ送付した。改定案では、輸送用トラック、タンクローリ、レッカー車等、定員16名以上のバスが廃車の対象とされている。更にはより多くの影響を受ける、旅行者用バスも含む。同省は1985年式以前の車を市場から取り除く事で、歩行者と旅行者の安全を確保する事を目標としているとした。ポンコツ車の廃車は、エネルギーの節約となるだけでなく環境汚染の低減にもなる。これにより、環境汚染及び騒音を低減される。
■廃車補助金は一ヶ月以内に支払い
既存の車の廃車及び申請に関する書類は、機械科学工業機構(MKEK)から交通省に送られ、廃車を希望する所有者の指定した銀行口座に一ヶ月以内に振り込まれる。
廃車の買い取りを希望する所有者は、事前に車両が乗車可能である旨が記載された「廃車予定」の印が押された「車輌登録書」の原本を用意し機械科学工業機構(MKEK)廃車管理局のイズミル県アリアア支局、コジャエリ県セイマン支局に申請することが必要となる。申請後、いくつかの書類を更に求められる。廃車には、車検証、重量証、廃車車両引き渡し記録証明書、廃車要望書、車輌登録書の原本一式を準備し、揃えて申請する。所有者が、車輌登録書を喪失した場合、車輌登録局から喪失証を書面で得る事が必要となる。
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( 翻訳者:有田潤 )
( 記事ID:20598 )