犠牲祭準備で買い物活発に
2010年11月07日付 Yeni Safak 紙
犠牲祭まで残すところ数日となり、市民たちは祭日に着る晴れ着のために市場やデパートに押し寄せている。
ブルサで買物というと、まず最初に古くからのカパルチャルシュ(大市場)が頭に浮かぶ。果物と野菜、服、肉、乳製品さらには砂糖とお菓子までも扱うカパルチャルシュは、犠牲祭が近づくと最も活気づく。
カパルチャルシュには、いろいろな価格の商品があふれ、とくに週末はにぎあうが、この数日は特に祭日用の晴れ着を買おうとする人々が押し寄せている。
ブルサは繊維産業の中心地であるため、長い歴史を持つカパルチャルシュでは、安くて質の高い商品を見つけることができる。市場で買い物をする家族は、5リラ(約288円)でスカートを、10リラ(約576円)でズボンを、15リラ(約864円)で子供の靴を買うことができる。
女性用となると少し高い。ズボンは安くても25リラ(約1440円)、靴は25リラ(約1440円)、シャツは10リラ(約576円)、上着にに40リラ(約2300円)を払って、祭りの為に100リラ(約5760円)を捻出しなければならない。この数字は男性の服についてもだいたい同じくらいである。
晴れ着を買う予定の4人家族はというと、300リラ(約17,280円)を捻出しなければならない。両親のお祝い用の服は最低でも200リラ(約11,520円)、子供用のズボンと靴とセーターあるいはシャツは最低でも100リラである。予算があってさらに質のよい晴れ着を購入しようと思った場合、その数字はというと1000リラ(約57,600円)を超える。
ブルサ商工会議所(BESOB)会頭アリフ・タク氏は、祭まであと10日をきった今、チャルシュ(市場)や店舗群がいかに活気づいているかを語ってくれた。
経済面での活気が、商工業者にプラスの影響を与えると述べたタク氏は、「特にブルサの歴史的なカパルチャルシュが、今のトルコの経済状況を示しています。商工業者はこの活気に喜んでいるし、この時を私たちは待ちわびていたのです」と語った。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:20619 )