「一つの時代が終わった」CHPサヴ元事務局長、離任
2010年11月09日付 Radikal 紙
共和人民党(CHP)事務局長職を10年間務めてきたオンデル・サヴ氏は、引き継ぎ式でその役職をシュヘイル・バトゥム氏に引き継いだ。
オンデル・サヴ氏は、10年間務めてきたCHP事務局長職をシュヘイル・バトゥム氏に引き継いだ。バトゥム氏は、引き継ぎ式の前に、党本部に来たサヴ氏を本部前で出迎えた。その後、両氏は引き継ぎ式が執り行われる事務局長執務室のある党本部10階へと向かった。
サヴ氏は、ここで行ったスピーチの中で、本日が最も誇らしく、また有意義な日であると述べ、10年と28日間休むことなく務めた同職務をバトゥム氏に引き継ぐと伝えた。
ウムト・オランCHP副党首は、サヴ氏とバトゥム氏の間に入り、共に報道陣に向かってポーズを取った。
サヴ氏は、職務を引き渡す際に、以下のように語った。「私は、10年と28日間、継続してきた事務局長職を離任致します。この職務において、喜ばしくも誇らしい日々を過ごしました。選挙による残念な思いを皆と共にしたこともありました。非難とは受け取らないで頂きたいのですが、私はメディアから不公平かつ公平な、また心温かいかつ情け容赦ない数多くの批判を浴びたこともございました。かなり忍耐強く振舞うことに留意しました。
党を傷つけないようにと数多くの事に寛大に対処致しました。この執務室には歴史的重要性があります。私はこの執務室で親愛なるクルチダルオール氏の党首立候補への支持を表明致しました。そのときは、これから先、一緒になすべき数多くのことがあると考え、出発しました。」
■ バイカル前党首に感謝
「私に事務局長になるよう持ちかけてくれたデニズ・バイカル前党首及び、同職務の継続を求めたケマル・クルチダルオール党首に感謝します。我々は一つの家族であり、家族内の口論は起こりうるものです。しかし、腕は折れても袖の中に残ります(家族のなかで争っているだけだ、という意味)。親愛なるウウル・ムムジュ氏がおっしゃられた様に、我々は決して挫けることのない唯一の力である国民と一心同体になって歩み続けねばなりません。私は、もやは何の憤りや不満も感じておりません。如何なる者も憤りや不満を感じてはいないはずです。」
■ クルチダルオール党首に表敬訪問する
「このような職務を素晴らしき政治家であり学者であるシュヘイル・バトゥム氏に引き継ぐ傍ら、内心大変ほっとしております。同氏にはご健闘をお祈りしております。私でお役にたつのであれば、同氏に力添えする心づもりでいます。親愛なるクルチダルオール党首にも表敬訪問しようと考えております。」
■ バトゥム氏:重要な瞬間
事務局長職をオンデル・サヴ氏から引き継いだシュヘイル・バトゥム氏は、以下のように語った。「敬愛なるオンデル・サヴ氏は、共に政治を行うことに私が誇りに思う人物です。本日、引き継ぎ式に当たって我々はここにきているわけです。私は非常に立派な事務局長殿から職務を引き継ぐことになります。
数日前、我々は敬愛なるビュレント・エジェビット元首相を偲んで開催された追悼式で同席致しました。本日、我々はアタテュルク記念式典に出席致します。これは、CHPの起源及び路線がどこに端を発するのかを極めて明確に示す一つの表れなのです。この引き継ぎ式は、この長い道程のほんの一段階に過ぎないのです。我々皆にとって感慨深いかつ重要な瞬間であります。私はCHP及びトルコのさらなる躍進を目指している執行部の一員であります。敬愛なるサヴ氏には、今後もお力添えをいただくこととなると思いますので、この場で感謝の意をお伝えしたいと思います。」
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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:20641 )