ギュル大統領は、スカーフ問題に関して「この問題を議論するのはもううんざり」と話した。
アブドゥッラー・ギュル大統領は、スカーフ議論に関して、「もういいかげん自由にしてあげましょう。だれでも、言いたいことを言い、書きたいことを書き、着たいものを着るればいいのです。そもそもこの問題は、大学生のスカーフ着用の問題です。大学以外に関しては、何の議論もないのです。何度何度も書きたてるほどのことではないでしょう」と述べた。
ギュル大統領は、トルクメニスタンからの帰還に際し、エセンボア空港で、ある新聞記者がスカーフ議論に関して質問したのに対して次のように語った。
「はっきり言って、このスカーフ問題にはもううんざりなんです。もちろんあなたには新聞記者としてあらゆる事に対して質問する権利があります、だからどうぞ気にしないでいただきたい。しかし正直なところ、この問題については、我々はもううんざりしています。これが何だというのです。さあ、さあ、議論なさい。これほどトルコに問題があるのに。トルコは、今まさに、基本的権利と自由においてEUにふさわしい国になろうとしています。最も進んだ民主主義の規範がトルコにおいて実現しようとしています。この意味で、「自由」は非常に重要です。しかし、あたかもトルコには他の問題がないかのように、あらゆる会議で取り上げられるのはこの議論だけ、いつもこの議論です。テレビを見ると議論のテーマはスカーフ、スカーフ、スカーフばかりです。もういいかげん自由にしてあげましょう。だれでも、言いたいことを言い、書きたいことを書き、着たいものを着るればいいのです。そもそもこの問題は、大学生のスカーフ着用の問題です。大学以外に関しては、何の議論もないのです。何度何度も書きたてるほどのことではないでしょう。あなたについて言っていると受け取らないでください。もちろん新聞記者としてあらゆる種類の質問をしてください。私はこれを一般的なこととして話しています。あなた個人に対して言っているのはありません」と述べた。
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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:20678 )