アフマディーネジャード、ガズヴィーンで演説「陰謀を企てる手など腕から切り落としてくれる」
2010年11月11日付 Mardomsalari 紙
アフマディーネジャード大統領は、補助金廃止計画を正義実現へと繋がる大きな一歩であるとし、「幸いなことに、今日、イランの商工業者や農家の人たちなど、ほぼすべての職層の人たちがこの計画の重要性を認識している」と述べた。
イラン学生通信(ISNA)の報道によれば、マフムード・アフマディーネジャード大統領はガズヴィーン市民の前で演説し、イランの国家建設の重要性を指摘した上で、「今日、イランは単なる地理〔上の名称〕ではない。むしろ、イランは正義と神を希求する文化、そのために掲げられた旗〔の名称〕なのである。今日、イランは〔世界に対して〕インスピレーションと基準を与える国となっているのである」と語った。
「進歩と名誉、発展ための最初のステップとは、自身とその他の人々が占めるべき地位を認識し、人類の尊厳を尊重することである」。
アフマディーネジャード大統領はこのように述べた上で、「他人の権利を認めず、人類の尊厳を守ろうとしない者は、まず何よりも、自身の尊厳を踏みつけ、踏みにじっているのである」と語った。
アフマディーネジャード大統領は続けて、「彼ら〔=欧米〕は〔イラン核問題について〕交渉を提案してきた。われわれは神の御名において、常に話し合いと理性を旨とする民であることを言ってきた。イラン国民は、無礼を働いたり、他者の権利を侵害したりしたことは、一度もない。だが、一つだけはっきりしていることがある。イラン国民は、いかなる者によってであれ、自らの権利への侵害を許したりはしない、ということだ」と述べた。
同氏はその上で、「これまで述べてきたように、交渉は敬意と正義に基づかなければならない。これが意味するものとは、すなわち平等かつ敬意に満ちた状況の中で、世界の諸問題について話し合いを行うためには、彼ら〔=欧米〕は象牙の塔から出て、高慢な態度や〔他者への〕嫌悪に満ちた考えを捨てるべきだ、困難を取り除くために、全員が助け合うべきだ、ということだ。われわれはこうした条件のもとでなら、話し合いの用意がある〔‥‥〕」。
〔‥‥〕
アフマディーネジャード大統領はさらに、〔‥‥〕次のように述べた。「〔‥‥〕繰り返し述べてきたように、イラン国民は自らの基本的な権利について、誰とも交渉しない。交渉は、互いに協力し合い、地球規模の問題を解決するためのもの、地球規模の懸念を払拭し、世界の平和と安定を確立する手助けを行うためのものなのである」。
大統領は続けて、「ガズヴィーン市民はまさにこの場所から、イラン国民を代表して、次のように宣言している。すなわちイラン国民は、誠実な意図から差し出された手については、いかなるものであれ、それを握るであろう。しかし、もし詐欺やごまかしの手が陰謀を画策して伸びてきたならば、これまでと同様、イラン国民はその手を腕からは切り落とすことになろう」と語った。
(本記事は
Asahi中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:安斎卓也 )
( 記事ID:20720 )