どこもかしこもトルコ人!―バイラム休暇の海外旅行新記録
2010年11月22日付 Milliyet 紙
9日間のバイラム休暇で海外旅行に出かけたトルコ人の数が過去最高となった。多くの都市や地域が「トルコ人だらけ」となったが、特にイタリア、クロアチアのドゥブロヴニク、エジプトが、バイラムを過ごすのに最も人気の地域となった。
バイラム休暇の1ヶ月前から始まった旅行の予約は、ここ数年で最大の伸び率を示し、当初の予想を上回った。バイラム前の予想では、10万人近い人々が海外に行くと概算されていた。だが、実際には9日間の休暇の間に国外に出た人の数は、20万人を超える結果となった。
■新記録を樹立
トルコ旅行業協会(TURSAB)のバシャラン・ウルソイ代表は、バイラムでの海外旅行は協会の予想を超えた盛況ぶりだったと話した。約22万5000人が海外に渡航したと述べ、これは新記録であることを強調した。ウルソイ代表は次のように言葉を続けた:
「人々は、タンザニアやモザンビークにも訪れている。トルコ出発の航空便では足りなかった。仮に十分な数の便があったとしたら、さらに多くの人が海外に行っただろう。休暇が9日間あっただけでなく、天候も良好で、経済状況も改善しており、トルコリラ高・ユーロ安もトルコ人の海外旅行を後押しした。」
ウルソイ代表は、バイラムでは複数の国で想定外のダブルブッキングがあったことにも触れ、これについてTURSABでは水曜日(24日)に会議を行い、被害にあった顧客に返金する予定だと述べた。
■エジプトでトラブル発生
旅行代理店大手のプロント・ツアー社のアリ・オナラン取締役も、例年のバイラム休暇の2倍を超える申し込みがあったと話した。同社は1万6000人の顧客を海外に送り出しており、パックツアーではこの数字は15万人に達するという。オナラン氏はさらに次のように続けた:
「特にヴィザを必要としないツアーが盛況だった。バルカン諸国、エジプト、中東へのツアーが50%近くを占めている。以前はこうした傾向は見られなかった。しかし、あまりの盛況ぶりに、エジプトではいくつかのトラブルも起きた。ホテルが原因でダブルブッキングが起きてしまった。これらのトラブルには現地の代理店を通じて、必要な場合は追加料金を負担し、ホテルを変更することで、対応した。」
■一番人気はどこだった?
旅行代理店から得た情報によると、バイラム休暇でトルコ人に最も人気だった国はイタリアだった。20万人近い人がイタリアに旅行したと推定される。エジプトとクロアチアのドゥブロヴニクも最も人が訪れた場所ベスト3入りを果たした。特にドゥブロヴニクは1万人以上のトルコ人が訪れ、まるでトルコの都市のようであった。旅行代理店が多くのホテルを満室にし、また、トルコ人アーティストたちがコンサートを開いた。エジプトのシャルム・エル・シェイクを訪れた人の数は1万人を超えたという。
バイラムではスペイン、ブタペスト、プラハへのツアーも人気を集めた。また、休暇が9日間であったことで、極東、アフリカ、アメリカといった遠方のツアーの需要も高まった。
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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:20758 )