トルコ軍も使用している。さらに産業省も支援するプロジェクトだ…。
ニハト・エルギュン産業大臣は、産学共同事業の発展を目的にした「産業―学術」プロジェクトについて詳細を明らかにした。ハベルチュルク紙のアフメト・クヴァンチ記者は以下のように伝えている。
アンカラのビルケント・ホテルにおいて産業―学術プロジェクトを紹介する会議が開かれ、会場となったホテルのロビーにこうしたプロジェクトのブースが設けられたが、それを見学したエルギュン大臣は、2007年以降760件のプロジェクト申請が行われ、これらのうち317が支援を受け、そして今日までに41のプロジェクトが完了したと説明した。
産業省が支援を行うプロジェクトの一つが、「国産Google Earth」ともいうべきプログラムだ。このプロジェクトは、中東工科大学・テクノシティで事業を展開しているビルギ・GIS社が実施する。かつてあるドイツ企業の代理人としてトルコ軍に人工衛星からの画像を提供するというサービスを行っていたビルギ・GIS社は、産業省から5万リラ(約280万円)の支援を受け自社のプログラムを開発した。
同社のレヴェント・ウジュザル社長は、自身らが開発したシステムとGoogle Earthの違いを次のように説明した。
「(わが社のシステムなら)必要な情報をより速く信頼できる形式で得ることができます。Google Earthではただ許可を与えられた画像を閲覧することができるだけだが、このシステムではより高度な解像度で、2次元、3次元の画像を閲覧することができるのです。」
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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:20773 )