ファールス通信は文化イスラーム指導相のセイエド・モハンマド・ホセイニー氏の発言を引用して、一部の国境沿いの州で、国の分裂を煽るような書籍が流入していることを明らかにした。
ホセイニー氏は次のように述べた。「残念なことに、国の一部の国境を通じて、とあるシリーズ本が密輸入されている。一部の国境沿いの州では、民族的・宗教的対立を煽るような、こうした無許可・違法な書籍が流通している」。
文化イスラーム指導相はさらに、「こうした書籍の一部は問題を多く抱えているために、文化イスラーム指導省から出版の許可を得ることのできず、そのために隣国で印刷され、その後イラン国内に流通するようになったものである」と述べた。
ホセイニー氏はその上で、「言うまでもなく、営利目的で無許可本を地下で印刷している者が国内にもいる。こうしたケースはおもに教科書や参考書、その他の分野で見られる」と続けた。
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( 翻訳者:八十嶋彩子 )
( 記事ID:20805 )