漏えい米外交公電の中のトルコ―「CHPは一握りの口うるさいエリートたち」
2010年11月29日付 Radikal 紙

ホームペイジサイト、ウィキリークスが公開した機密文書の中で、アンカラのアメリカ大使館が「CHP(共和人民党)は一握りの口うるさいエリートたち」という表現を用い、またCHPのデニズ・バイカル党首(当時)がレジェプ・タイイプ・エルドアン首相を批判したことに対しても「凡庸な不平屋」と述べていたことが分かった。

ホームペイジサイト、ウィキリークスが公開した、アンカラのアメリカ大使館によって2005年12月30日に「機密」として送られた「2年間の政権後のエルドアンとAKP(公正発展党)」という題の文書の中で、AKP政権の2年間が評価されている一方で、CHPについては「一握りの口うるさいエリートたち」と批判されている。文書では次のように書かれている。

「エルドアンは、議会で3分の2を上回る議員を味方につけている。中道左派である最大野党CHPは、一握りの口うるさいエリートたちに占められている。現在、エルドアンの雄弁さは圧倒的であり、中道右派の多くの議員が関心を持つ社会問題についての議論もコントロールしている。また他の政党指導者たちは政治的に破綻している。しかし、政党や選挙法が、高潔で新しい候補者の登場を疎外しているため、幅広い政治的選択肢は存在しない。」

CHPについては、文書では英語で「a bunch of elitist ankle-biters」と表記している。これは「未熟な小学生たち、立ち上がれない子犬の群れ、才能もないのに短気なサッカー選手」という意味で使われる表現である。

■ 「バイカルの批判は凡庸な不平屋のよう」

また文書の中で、CHPのデニズ・バイカル党首(当時)のエルドアン首相への批判に対しては「凡庸な不平屋」と書いている。文書は「CHPのバイカル党首は、ギュンドゥズ・アクタン元大使や政治学者のハサン・ユナル氏のような反対派の主要人物がエルドアンを激しく批判するよう手をまわした。しかし彼らは、ただの凡庸な不平屋である」と伝えている。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:20813 )