テヘラン=ダマスカス間のフライトで発生したナイフを使ったハイジャック事件は、爆弾を仕掛けたと主張した容疑者の逮捕をもって、一件落着となった。
ファールス通信によると、この事件はイラン航空運行のエアバス機内で発生した。ナイフをもった乗客の一人が、「爆弾をしかけた。飛行機を乗っ取る」と言い出したことがきっかけだった。
男は飛行機に爆弾を仕掛けた、飛行機を乗っ取らせてもらうと主張したが、機内にいた安全警備隊が直ちに反応し、男を逮捕した。調査したところ、機内に爆弾は仕掛けられていないことが判明し、同機は何事もなく無事ダマスカス空港に到着した。
この事件の後、イスラーム革命防衛隊は声明の中で、今回のハイジャック未遂事件には反革命分子が関与していると発表した。
イラン国営放送報道センターによると、この声明は次のように指摘している。「イスラーム革命防衛隊のフライト安全警備隊による毅然かつタイムリーな措置と同機乗務員の冷静な対応により、テヘラン=ダマスカス間を運行するイラン航空機に対する反革命分子によるハイジャックの企ては、失敗に終わった」。
同声明は、革命防衛隊航空保安部のハイジャック犯への〔機敏な〕対応について指摘した上で、「ハイジャック計画の実行犯逮捕を受け、安全専門隊が必要な安全措置を実施した。その上で、同機は〔到着したダマスカス空港で〕乗客を乗せてテヘランに帰った」と記している。
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( 翻訳者:古賀夏樹 )
( 記事ID:20824 )