ウィキリークス・サイトの壁紙にアタテュルク肖像―なぜ?
2010年12月02日付 Milliyet 紙


ウィキリークス・サイトに載せられた壁紙の一つにアタテュルクの肖像画があった理由が解明された。世界で大きな論議を呼んでいる犯罪リストの中にアタテュルクの肖像画がおさめられた背後には、無政府主義者のギリシャ人グループである「カオスの使者」がいた。同グループがアタテュルクに対して敵意を抱いていたため、アタテュルク肖像画がウィキリークスのサイトに掲載されたことが分かった。

■アタテュルクの肖像画はギリシャ人の仕業

ウィキリークス・サイトに載っている壁紙の一つにアタテュルクの肖像画があり、その上には「文書公開の時」という注意書きがあった。このアタテュルクの肖像画掲載の背後には無政府主義者であるギリシャ人グループの「カオスの使者」がいた。アメリカ合衆国国務省に帰属する機密文書を公開し、大きな議論を生んでいるウィキリースト・サイトで昨日(1日)興味深い内容が注目を集めた。サイトの壁紙の一画にムスタファ・ケマル・アタテュルク(の肖像画)があったのである。帽子を身に付けたアタテュルクの肖像画の下の棚には、水タバコがあった。この壁紙には「文書公開の時(It's time to open the archives)」と書かれていた。

ウィキリークスが寄付金を集めるために準備した壁紙の中にアタテュルクの肖像画が載せられていたことが、昨日(1日)トルコで最も話題となった事件であった。ヴァタン紙の情報によると、これを拡大して調べてみると、カオスの使者という名のギリシャ人学生団体によって投稿されたとわかる。この団体はアタテュルクに敵意を抱いており、彼らがアタテュルクの肖像画を投稿したと判明した。サイト上の開いたドアの上には、元アメリカ大統領リチャード・ニクソンの写真が載っている。ウィキリースト・サイト上では合計8枚の壁紙が掲載されている。

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( 翻訳者:池田峻也 )
( 記事ID:20836 )