イラン選手団、広州アジア大会で「20点満点」の快挙:イランの選手団、金20、銀14、銅25を獲得
2010年11月27日付 Jam-e Jam 紙

【ホッジャトッラー・アクバルアーバーディー:スポーツ部記者】イランは24年ぶりに、アジア大会で第4位を獲得した。イラン・スポーツ界が続ける前進は、中国の広州で実を結び、「20点満点」という好成績を残した。
〔※訳註:イランの学校では、20点満点で成績が付けられる〕

 イラン・スポーツ界はこれまでのアジア大会で、タイで開かれた1970年大会、及びソウルで開かれた1986年大会の2度、4位の座についたことがあるが、中国の広州で行われた第16回アジア大会ではあらゆる予想を上回る好成績をあげ、過去36年間で最多の金メダルを獲得、称賛すべきパフォーマンスを披露した。

 イランのスポーツが今大会で獲得したメダルの数がいかにすばらしいものであるかは、4位になった過去2回の大会で獲得した金メダル数を合計しても(1970年は9個、1986年には6個)、広州大会で獲得したメダル数よりも5個少ないことからも分かるだろう。こうしたことはすべて、イラン人選手たちが今大会で示した力強い存在感を物語るものだ。

レスリング・フリースタイルで金メダル3個

 今大会の最後の3日間で、我が国の選手たちはレスリングや陸上、ボート、空手といった種目で、さらに8個の金メダルを獲得、イランの金メダル数は20個となり、アジア大会第4位の成績を確実なものにした。

 レスリング・フリースタイルでは、初日は揮わなかったものの、2日目にはサーデグ・グーダルズィーが74キロ級で、またジャマール・ミールザーイーが84キロ級で、2つの金メダルを取り、マフディー・タガヴィーも、決勝戦で日本人選手に敗北したものの、銀メダルを獲得した。

 レスリング競技3日目には、レザー・ヤズダーニーがカザフスタンとウズベキスタンの世界的ライバルを破るという、まれにみる活躍を果たし、96キロ級で金メダルを獲得した。120キロ級のファルディーン・マアスーミーは第1回戦でウズベクのタイマゾフに敗北したが、三位決定戦でカザフの選手を破り、銅メダルを獲得した。

プールシーブとヴィーシュガーヒーの両選手、空手で金メダル

 空手では、ザビーホッラー・プールシーブとジャーセム・ヴィーシュガーヒーがその実力を見せつけ、あらゆるライバルを蹴散らし、決勝戦ではインドネシアと日本の選手をそれぞれ破って、貴重な2個の金メダルを我が国にもたらした。

 空手ではレスリング・フリースタイルと同様、広州大会での獲得金メダル数が2006年ドーハ大会の時よりも1枚少ないとはいえ、女子の部でファーテメ・チャーラーキーが68キロ以下級で銅メダルを獲得することができるなど、収穫もあった。

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( 翻訳者:関雄仁 )
( 記事ID:20850 )