男が女性に酸をかける事件がまたしても発生
2010年12月08日付 Jam-e Jam 紙


見知らぬ男が女性の職場近くで顔に酸をかけ逃亡

警察は、ある若い女性の跡を自宅前からつけ狙い、職場まであと数歩というところで彼女の顔に酸をかけて火傷を負わせたバイク乗りの男を追跡している。

 《ジャーメ・ジャム》の報道によれば、先の日曜日の午後、ある男性がテヘラン第二区検察庁の当直のもとを訪れ、若い妹(姉)が見知らぬ男から顔に酸をかけられたと訴えた。訴えを起こした男性は当直のトゥーファーニー予審判事に対し、事件の詳細について次のように述べた。

「事件当日の朝、27歳の妹(姉)は職場へ出勤するためにテヘラン北西部にある自宅を出ました。すると、職場近くでオートバイに乗った見知らぬ男から酸をかけられました。妹は現在入院しています」。

 この男性の訴えを受け、テヘラン刑事警察第16課の捜査官らによる捜査が始まった。

■ 入院中の女性

 捜査官らが入院中の女性のもとを訪れると、彼女が顔の他に、体の各所にもやけどを負っていることが分かった。

 被害女性への取り調べで、女性は事件発生前に見知らぬ男から名前で呼びかけられ、振り返ったところを、ヘルメットをかぶったオートバイの男から顔めがけて酸をふりかけられたことが分かった。男はその後、逃走したという。

 事件後、女性の叫び声を聞きつけた周辺住民が彼女の救助に駆け付け、病院へ搬送した。被害を受けた女性の証言や事件現場の捜査により、商店や銀行の監視カメラが酸をかけた男の姿を記録していることが分かった。

 こうしたことから、捜査官らは酸ふりかけ魔の一刻も早い特定・逮捕へ向けて、これらの施設の監視カメラに収められた映像の確認を行っている。

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( 翻訳者:高山奈美 )
( 記事ID:20979 )