テヘラン一般革命検察の検事長は、「テロの訓練を受けた組織のメンバーらが、情報省によって特定・逮捕された」と述べた。
ファールス通信の報道によると、テヘラン一般革命検察庁のアッバース・ジャアファリー=ドウラトアーバーディー検事長は昨日の記者会見で、このように述べ、さらに放送局「
ファールスィー1」の吹き替えセンターが閉鎖処分を受けた事件について、「同センターは、反革命派を支援する目的で、テヘラン市中心部にある事務所で、ファールスィー1放送局が放映する映画の吹き替えを担っていた」と述べた。
テヘラン検事長はさらに、この一件で5人が逮捕され、同センターは閉鎖されたと指摘し、「同センター内部には最新の設備・機器が完備されており、検察側としても、こうした設備がどのようにして国内にもちこまれ、同センターに備え付けられたのか、疑問点が多い」と述べた。
テヘラン検事長はまた、「
大気汚染によって市民の権利がなんらかの形で侵された場合は、市民はこれまでと同様、検察庁にその旨を訴えることができる」と述べた。
同氏は、「テヘランの大気汚染に対する責任者らの管理方法に成果がなかったた場合には、テヘラン検事長が原告代表として、〔問題のある施設への〕立ち入りを行うことになろう。〔問題のある箇所としては〕工場や〔石油〕精製施設、メフラーバード空港などの汚染を指摘できる」と付け加えた。
テヘラン検事長はまた、
最近のパーティーで逮捕されていたサッカー選手や俳優らが釈放されたことについて明らかにし、「間もなくこれらの人物の裁判が開かれるであろう。我々は、こうした連中によって我が国のスポーツが汚されるような事態を許さぬよう、スポーツ界に対し要望する」と述べた。
同氏はまた、来月にも「文化・メディア検察庁」が設置されることを発表した。
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( 翻訳者:尾曲李香 )
( 記事ID:20982 )