CHP臨時党大会―クルチダルオール党首の公約41項
2010年12月18日付 Hurriyet 紙

ケマル・クルチダルオールCHP党首は、党会議(PM)選挙が行われた臨時党大会で党員たちに呼びかけた。クルチダルオール党首はスピーチで頻繁に「自由」という単語を使い、「臆病者は毎日死ぬが、勇敢な者たちは、一度だけ死ぬ」と述べた。

■クルチダルオールからトルコへ41の公約

1-権利と自由を広め、保障する憲法の施行
2-軍事高等行政裁判所の廃止
3-国家治安裁判所(DGM)等に代えて設置された複数の特別権限裁判所を廃止する
4-トルコ言語協会とトルコ歴史協会をアタテュルクの遺志に沿ったかつての位置に
5-メディアの自由と独立
6-個人の生活の秘密性は保持され、電話の盗聴や恐怖の帝国主義的な国を作ろうとする者たちを問責できる
7-未解決事件の解明と国家内部の賊の究明
8-高等教育機構(YÖK)の廃止
9-大学に学問・行政・財政的自治を付与する
10-大学経営に関し若者たちに発言権を与え、意思決定過程に参加させる
11-大学生の寮問題を遅くとも2年以内に完全に解決する
12-授業料の廃止
13-家族保険を導入し、社会福祉国家を強化し、貧困を過去のものとする
14-失業保険の資金は、目的に沿って活用する
15-公共機関での派遣労働の廃止、派遣労働従事者は国際労働機関(ILO)の基準に従った正規労働に
16-公共機関での(雇用条件を規定する)4条B項、4条C項の適用廃止
17-国民所得の増加分を年金生活者へ分配する
18-年金生活者の期待に沿う号級法を施行し、年金生活者間の格差是正
19-農業と農家への支援、重油の特別消費税(ÖTV)廃止、重油価格を半額に
20-女性と若者の政治家の増加
21-代議制の公正的原則を害す(投票率)10%以下の足切り条項の廃止
22-選挙法の改正、党首ではなく国民自身による国会議員選出
23-政党法の民主化、党首専制の廃止
24-国会議員の不逮捕特権と議員職剥奪の免責特権の制限
25-政治倫理法の制定
26-選挙で選ばれた国会議員と執行部の資産をインターネット上で公開する
27-政治資金の透明化
28-議会に野党が議長を務める監査委員会の設置
29-公開入札法のEU基準による見直し
30-南東アナトリア・プロジェクト(GAP)の迅速な完了、GAPに割かれた資金は目的外では使用されない
31-南東部の地雷地域からの地雷を除去し、その土地を土地を持たない農民たちに供与する
32-東・南東部で選別した投資に対し金利なし、長期の融資をおこなう
33-東・南東部の失業問題・食糧問題を公共投資で解決する
34-再生可能資源の重視、エネルギーに関する外国への依存からの脱却
35-環境略奪に「ストップ」と言える
36-賃賃借関連法ではなく都市法の制定
37-(森林指定が解け国庫管理となった)2/B地の所有権問題を解決し、それらの土地を森林部の村人に無償供与する
38-生産者を優先する経済秩序の構築
39-経済はマネーゲームに興ずる者にではなく「労働者、生産者、勤勉者に」委ねる
40-情報と技術に基づく高付加価値の経済復興を目指す
41-トルコは2023年に地域のリーダー、世界の軸となる

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:21000 )