タンス・チルレル元首相、政界復帰?
2010年12月20日付 Yeni Safak 紙
フサメッティン・ジンドルクDP(民主党)党首は、アンカラで今日(20日)、タンス・チルレル元首相と、チルレル氏の新党首就任に向けた話し合いを行う。
エスキシェヒル県選出議員で、同地在住のジンドルク党首は、エスキシェヒルで発行されているイスティクバル新聞を訪問した際に、興味深いコメントをした。
イスティクバル紙に掲載された報道によればジンドルク党首は、タンス・チルレル元首相と今日(20日)の夜、アンカラで直接会談を行う。ジンドルク党首は会談で、チルレル元首相にDP新党首就任を要請する。
ジンドルク党首はチルレル元首相が党首に就任することで、重要な政治的一歩が踏み出されることになるとし、チルレル元首相が国の指導者となるための素質と国に貢献しうる政治的能力を持つことを述べ、「党首就任に向けて、チルレル氏と今日(20日)会談を行う」と話した。ジンドルク党首はこの会談で、チルレル氏に民主党の党首就任を要請すると述べ、チルレル氏の決断がこの点で大きな重要性を持つと付け加えた。
■「ビュユクエルシェン氏には、共和人民党に移籍するかわりに大統領候補になってほしい。」
新聞報道によればジンドルク党首は、民主左派党(DSP)党員で、エスキシェヒル広域市長のユルマズ・ビュユクエルシェン氏が共和人民党に移籍するのかどうかについても見解を述べた。ジンドルク党首は、ビュユクエルシェン氏が共和人民党への移籍に向けて踏み出すのは間違いであり、というのも、ビュユクエルシェン氏が(離党をしなければ)大統領になる可能性もあるからだと話した。
大統領選挙が行われる前にビュユクエルシェン氏が候補者となれば、彼を支持する可能性もあることを明らかにしたジンドルク党首は、「ビュユクエルシェン氏は重要な人物だ。だいたいどの場所にも熱狂的なファンがいるような人物である。大統領選挙でも、あらゆる層の人々が安心して受け入れられる人物なのだ。だから彼は大統領選の候補者となるべきである。大統領選の一回目の投票の後、二回目の投票が行われるときに、公正発展党(AKP)に対立する全ての層の共通の候補者は、ビュユクエルシェン氏となるだろう。こういったことも彼自身の大統領選への道を開いていくだろう。よってビュユクエルシェン氏は共和人民党に移籍すべきではないし、大統領候補となるべきである」と話した。
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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:21014 )