油相撲の革パンツをファッションに―トップデザイナー・イペキチ発表
2010年12月23日付 Radikal 紙


 有名モダン・デザイナーのジェミル・イペキチ氏は油相撲の必需品である革パンツをイメージしたパンツのデザインを始めた。

イペキチ氏は会見で、クルクプナル(油相撲の全国大会)が、トルコ国民同様、自身にも強い関心を呼び起こしたと話した。同氏は、クルクプナル油相撲は力とライバルに対する敬意が全面に出る先祖伝来のスポーツであると述べ、次のように続けた。

「クルプナルは私にとって伝統を表している。誰にも害を与えずに男が広場で力を見せることのできる伝統スポーツである。現代ではキックボクシングなどの格闘技があるが、我々の伝統的競技を見ると、見た目とともに(実質上も)男らしい力が顕現されていることが分かる。何世紀にも渡って血を流すことなく力が表象されてきていると言える。」

■クルプナル・ファッションショー

油相撲の革パンツをイメージしたパンツのデザインを予定しており、エディルネ地方自治体へ革パンツを送ってもらいたいと述べたイペキチ氏は次のように話した。

「革パンツをイメージしたパンツスタイルをデザインするつもりだ。クルクプナルの文化伝統に貢献できたらと思っている。2011年6月27日から7月3日の期間中に開催されるクルクプナル油相撲大会にちなみ、開催地のサライチで“クルクプナル・ファッションショー”を開きたいと思っている。過去から現代までのクルクプナルの文化について調べるつもりだ。クルクプナルのシャツからクルプナル主催者の衣服、革パンツを運ぶトートバック、レスラーが使う腕用サポーターまで多数のファッション要素を活用してまとめ上げたコレクションを見せる予定だ。私のこの考えはエディルネ地方自治体から感謝を受け、了承を得ている。」

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:21041 )