月々の携帯電話での平均通話時間はトルコでは1人あたり209分3秒で、世界第3位であることがわかった。トルコ国民は年に1320億万分、携帯電話で通話している。
Aveaがアンタリヤで開いた広報ミーティングで、企業広報部長のヒュスン・フェリドゥン氏が、トルコでは毎月の1人あたりの平均通話時間が209分3秒であると述べた。同氏によると、トルコ国民の82%が携帯電話で年にのべ1320億万分通話しており、ひと月の平均通話時間ではフランスの249分4秒、アイルランドの231分に続き、世界でもヨーロッパでも第3位に入っている。
フェリドゥン氏は、トルコの携帯電話契約数は6190万で、そのうち前払いの(プリペイド)回線が70.7%、請求書による通常契約回線が29.3%であると話した。
Aveaの新規事業に関して、2010年の第3四半期に利用者が1140万人に達し、業界で18.48%のシェアを占めるようになった同社は、1契約あたりの通話時間が272分で、トルコで最も利用されている携帯電話企業となった。同氏によると同社利用者の46%は15~24歳で、76%が34歳以下。さらに利用者は人口の96.6%に達し、同54%に達している3G分野も急速に拡大されていることが明らかにされた。
■60万のサポーター
フェリドゥン氏はAveaがフェネルバフチェ、トラブゾンスポル、ガラタサライに続いてベシクタシュとも業務提携し、4大(サッカー)チームの携帯通信分野において、独自ブランドでサービスを開始したと発表した。提携の枠組み内でフェネル・セル、GSモバイル、トラブゾン・セル、カルタル・セルが開始するサービスを利用する契約者数は、60万に達するという。
■ipadも販売開始
Aveaの販売部門副責任者アリ・ユルマズ氏は、2011年の目標が、現在680である店舗数を900に増やすことであると述べた。同氏は12月中にアップル社と結んだ協定により、ipadはAveaのSIMカードを込みで販売される予定であることも発表。また2011年に新たに考えていることは、看板および店舗のコンセプトを一新させることだという。同氏は2011年末までに700店舗の内装および看板のコンセプトを変える予定であることを明らかにした。
同氏は番号契約数でのトップはGSMであることも強調しながら、130万人が他社からAveaに乗り換えたことを明らかにした。
■4Gへ準備万端
さらにユルマズ氏は、Aveaが4Gシステムへの準備を進めていることを明らかにし、以下のように述べた。
「4Gの定義はまだ明らかとなっていない。しかし明確な周波数の定義はあり、11月に標準化を進めるための取り組みが行われた。3Gの登場以降、各社がスピードアップを図り、新たな技術に適したサービスを提供している。携帯電話自体も新システムに適した状態になっている。4G技術を搭載した最初の機種が2011年に登場すると期待している。研究所ではなく、屋外でのテストを初めて行ったのも我が社である。準備を進めており、新たな技術への準備はできている。しかしトルコ全体がこのシステムに適した状態になるには2、3年かかるだろう。企業だけが準備を整えても不十分だ。広範囲での利用は数年後になるだろう。GSMのテストは2011年に始まる予定である」
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( 翻訳者:川原田喜子 )
( 記事ID:21047 )