スィースターン・バルーチェスターン州司法長官は、「ここ数ヶ月、州内でのテロ事件や治安部隊との衝突、罪なき市民の殉教などに関与していたテロ組織《悪魔の軍》の関係者や〔その一味で〕金で雇われた外国人ら合わせて11名が、昨日ザーヘダーン刑務所にて処刑された」と述べた。
〔※《悪魔の軍》(ジョンドッ・シェイターン)とは、アブドルマーレク・リーギーが率いていたテロ組織ジョンドッラー(神の軍)に対する侮蔑表現〕
イラン国営通信(IRNA)が報じたところによると、エブラーヒーム・ハミーディー氏は昨日発表した声明の中で、「諜報・治安部隊、ならびに《時のイマームの無名戦士たち》〔=情報省の諜報員のこと〕の懸命の捜査によって、これらの腐敗した逆賊分子は身元が割り出され、逮捕された」と述べた。
この声明には、さらに「これらの容疑者たちは州の司法機関に身柄を引き渡された後、シャリーアならびに一般法の規定に則って、公正な司法手続きのもと、公開の裁判で裁かれた」と述べられている。
その上で、「容疑者らは全員、地上に頽廃を撒き散らし、神と預言者に反逆し、神聖なるイラン・イスラーム共和国体制に敵対した罪により、死刑判決が言い渡された。彼らへの判決は国の最高司法機関〔=最高裁判所〕の支持を得た上で、執行された」と明記されている。
スィースターン・バルーチェスターン州司法長官はまた、「処刑された者たちは全員、テロ組織の支持者で、テロ組織の目的追求のためにそれ相応の活動を行っていた」と述べた。
ハミーディー氏は「すべての悪党や〔イスラーム共和国体制に〕敵意を持つ者たち、そして非国民どもにもう一度警告する。手遅れにならぬうちに、〔イラン〕国民の懐に帰ってこい。〔イスラーム共和国体制に〕悪意を抱く者たちや外国人ども、そして自らの身を売り渡した抑圧主義諸国〔=英米イスラエル〕の傭兵どもを手助けするようなマネから手を引け。さもなくば、遅かれ早かれ正義の手によって捕らえられ、〔イラン〕国民の怒りの炎に焼き尽くされることになろう」と述べた。
同長官は〔今回の処刑について〕、「〔神に逆らった〕逆賊・〔地上に頽廃を撒き散らした〕罪人たちに対する神のハッド刑〔※コーランやハディースに明記され、裁判官の裁量の入る余地のない刑罰〕の迅速かつ正確な執行において、司法機関は一時の躊躇もすることなく、毅然とイスラームの法規定を実行に移したまでだ」と述べた。
同長官はその上で、悪党の生き残りやテロ組織の残党が、今回処刑された者たちの味わった惨めな運命を教訓とすることに、期待を表明した。
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( 翻訳者:加藤祐大 )
( 記事ID:21064 )