平和民主党、党の看板をクルド語・トルコ語併記化
2010年12月27日付 Milliyet 紙


クルド言語教育運動(TZP-クルディ協会)がクルド語を教育言語にするために始めたキャンペーンを支持し、多くの機会に積極的にクルド語を採用している平和民主党(BDP)は、党の看板についても今後クルド語とトルコ語の併記に改めることを決定した。

平和民主党(BDP)ディヤルバクル県本部の党看板が、近日クルド語とトルコ語の併記に改められることが分かった。
BDP共同党首セラハッティン・デミルタシュ氏が「私たちはクルド語を使用するのに国が法律や憲法を変更するのを待たない。トルコ語、クルド語の両言語を用いる」と発表した後、トルコ東部や南東部の自治体が率先して始めたクルド語使用が、日常生活にも及んでいる。
定住地区名にクルド語表記が追加されたのに続き、一般市場でもクルド語の使用が広まっている。広告看板にもクルド語による広告や告知が載せられ、一部の小売店ではクルド語ラベルの使用が始まった。看板もトルコ語とクルド語で表記されている。また、自治体においても、クルド語を幅広い分野で使用するための取り組みを続けている。BDPディヤルバクル県本部はこうした取り組みを受けて、党看板をトルコ語とクルド語の併記に改める決定を下した。BDPは、今後多くの県、郡、自治体各支部の看板をクルド語とトルコ語の併記に変更するという。一方で、BDP会派代表のベンギ・ユルドュズ議員は、BDPディヤルバクル県本部の党看板にクルド語を表記することは、党中央本部による決定ではないとした。

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:21066 )