ギリシャ正教会の「新年」行事、今年もイスタンブルで―金角湾に十字架輝く
2011年01月06日付 Radikal 紙
ギリシャ正教徒は本日6日、キリスト教信仰によると預言者イエス(キリスト)の誕生と受洗の記念日を祝った。イスタンブルの海から十字架を拾いあげる行事が行われる一方、ギリシャでの状況はまた違ったものとなった。
イスタンブルでは例年通り、金角湾から十字架を拾い上げる行事が行われた。
キリスト教の信仰では、預言者イエスのヨルダン川での受洗を記念し、海、湖、川などの近くにある教会の信徒や聖職者たちは礼拝を行い、岸辺へと向かう。
神聖な十字架が、祈りの中で聖職者によって水に投げ込まれる。そこで待っていた若者が水へ飛び込み、十字架を手にする為に泳いで競い合う。十字架を拾い上げた人は、聖職者から金の十字架が与えられる。
イスタンブルでは例年どおりこの行事が行われたが、アテネでの祭では、見慣れない光景がみられた。
■アテネでは警察が祝福
首都アテネの50KM南東の都市ケラテアに設立される予定のゴミ処理施設は、地域住民の反発を招いている。何日も地域で激しい反対運動が行われているなか、本日あるギリシャ正教会関係者が、ギリシャ警察を祝福するところがカメラにおさまり、反発を生んだ。
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( 翻訳者:有田潤 )
( 記事ID:21130 )