NAJA(イラン・イスラーム共和国治安維持軍)の道徳治安警察長官は、「統計によれば、インターネット通信を媒介にして結ばれた結婚10件中、8件が破綻している」と指摘し、さらに「バーチャル空間での男女の出会いのうち、半分以上が道徳的堕落や不正なる〔男女〕関係に帰着している」と語った。
ISNA(イラン学生通信)によると、アフマド・ルーズバハーニー司令官は、「イスラーム宣伝事務所応用文化教育センター」所属の教宣員らとの会合で、このように述べた上で、さらに次のように付け加えた。「バーチャル空間には10万ものわいせつで低俗なサイトが存在する。この空間は若者の堕落と退廃にとって、安全地帯となっている」。
道徳治安警察長官は発言の別の箇所で、若者世代に対する衛星放送の破壊的影響力に触れながら、「我が国では、2千以上の衛星チャンネルを受信することができるが、そのうち50以上のチャンネルが、猥褻で反道徳的なビデオの専門チャンネルとなっている。調査によると、着衣が乱れているバッドヘジャーブな女性の9割以上が、衛星チャンネルやインターネット〔の画像・映像〕を自分たちの服装や化粧の見本にしている」と指摘した。
(本記事は
Asahi中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:山本和代 )
( 記事ID:21189 )