ヤタガンでラクダ相撲大会開催―会場混乱、バイカルCHP元党首危うく下敷き
2011年01月17日付 Yeni Safak 紙
ムーラ県ヤタガンで行われた今年11回目となるラクダ相撲に参加した共和人民党(CHP)のデニズ・バイカル元党首が、入場の際に危うくラクダの下敷きになりそうになった。
チネ高速道路沿いにある森林管理局の敷地で開催されたラクダ相撲には、共和人民党のデニズ・バイカル元党首とヤロヴァ県選出議員のムハッレム・インジェ会派副代表、ムーラ県選出のフェヴジ・トプズ議員、アリー・アルスラン議員、民主主義者行動党(MHP)党員でムーラ県選出のメティン・エルグン議員、ファーティフ・シャーヒン・ムーラ県知事、ゼキ・キョイリュ県議会議長、市長たちが参加した。
ヤタガンで今年11回目の開催となったラクダ相撲大会にアイドゥン県、ムーラ県、デニズリ県、イズミール県、チャナッカレ県、バルケスィル県、アンタリヤ県から集まった120頭のラクダが出場した。激しい取り組みが続く中、場内ではしばしば混乱が起こった。抑えのきかなくなったラクダがフェンスを壊し、会場の係員がラクダを落ち着かせる一幕もあった。
■バイカル元党首は会場に入る際、ラクダに押しつぶされそうになった
ラクダ相撲大会を鑑賞するためにヤタガンを訪れた共和人民党のデニズ・バイカル元党首は、会場の入り口でハシュメト・ウシュク・ヤタガン市長から首にシルクのスカーフをかけられた。歓迎の声に迎えられて入場したバイカル元党首は、貴賓席に来た時に、危うく前にいたラクダの下敷きになりそうになった。ラクダが急に動きだしたため、これを避けるために歩く進路を変えたバイカル元党首は、その後無事貴賓席に座った。席でムハッレム・インジェ会派副代表と談笑していたバイカル元党首だったが、今度はマーチングバンドがその側から離れないという事態に見舞われた。マーチングバンドがバイカル元党首の座る貴賓席の前で演奏を行っている時に、共和人民党ムーア県選出の議員フェヴズィ・トプズ議員がこのマーチングバンドを追い払った。ハシュメト・ウシュク・ヤタガン市長は、バイカル元党首に参加のお礼として記念の皿と花束を贈った。バイカル元党首は記者たちによるインタビューの要求を「政治は関係ない」と答えて拒否した。
■グライダーの飛行ショー
ヤタガン市が開催する今年で第11回目となる伝統的なラクダ相撲大会で、初めてトルコ航空協会によるモーターグライダーの飛行ショーが行われた。ヤタガン市にアンカラから運ばれたモーターグライダーは、長い時間ラクダ相撲大会会場の上空を飛行した後、トルコ国旗をはためかせてショーを終えた。
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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:21200 )