自動車市場のナスル市からの移転を検討
2011年01月11日付 Al-Ahram 紙

■自動車市場の移転を検討

2011年1月11日付『アル=アハラーム』紙(エジプト)HP1面

【アブドゥルハーディー・タマームおよびムハンマド・アブドゥルサラーム】

 ナスル市東部地区、特に新カイロ市に向かう主要幹線道路であるザーキル・フセイン通りにおける、自動車市場に起因する問題について、緊急調査が求められている。

 カイロ県知事のアブドゥルアズィーム・ワズィール氏は、同県東部地区担当副知事であるムフタール・アル=ハマラウィー氏に上記の調査を求めた。これは、この地区の自動車市場が原因で起こる毎週金曜日と日曜日の交通渋滞に対する度重なる苦情のを受けてのことである。知事は、住宅地や主要幹線道路といった場所から離れた自動車市場のための別の場所を設定するよう求めた。現在の自動車市場の場所は、20年前はカイロの郊外に位置していたため適切だったものの、現在は住宅地の中心になっている。

 知事は、自動車市場移転の決定が下されるまで、周辺地区における交通規制を課し、自動車市場の外、特にザーキル・フセイン通りにいかなる自動車も駐停車することを禁じるよう、カイロ交通局に命じた。

 また知事は市場が近年、自動車市場に出入りする人々が安心して購入することができる要因を確保するために、カイロ県の後援の下に設置されたことを確認し、自動車の展示会・市場に関する問題の根本的な解決は、カイロ市の外に自動車のための街を建設することであり、新車であれ中古車であれ自動車の展示会がそこへ移動し、カイロ市内には事務所だけが残るというものであると指摘した。

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( 翻訳者:亜森ディナ )
( 記事ID:21205 )