イスタンブル・グランドバザール修復計画、550年前を再現へ
2011年01月18日付 Radikal 紙


550年の歴史を有するグランドバザールでは、約1,500万トルコリラ(約7億5,900万円)の(修復)計画により、550年前の姿がよみがえる予定。近年では1980年に小規模な改修が行われたのみであり、550年の歴史を有するグランドバザールは、改修されて(建設)当初の様相が再現される。

総計1,483万3千リラ相当(約7億8614万円)の計画により、2011年末までに修復及び修繕が実施されるグランドバザールでは、550年前の(建設)当初の外観を再現することが計画されている。計画では1,483万3千リラ相当(約7億8614万円)のうち半分をイスタンブル県特別行政体が、残り半分をファーティフ区役所が負担すると発表された。

グランドバザールの修復に関する作業は、2009年から現在まで続いている。歴史遺産委員会側による許可が下りた後、当計画の作業が開始される。
改修計画では、グランドバザール内の全インフラ整備を交換し、暖房や照明の施設が新たに設置される。グランドバザール内の隊商宿(ハン)の各時代に手が加えられた部分も一掃し、1980年に改築されたドーム屋根構造も原状に戻す。計画では、全ての許可の取得、及び改修作業全体を2011年末までに終了せせることを目標としている。

■グランドバザールのデータ
・ヌルオスマニイェ、メルジャン、ベヤズトの(各地区)間に位置するグランドバザールには、総計64の通り及び路地、2つのベデステン(市場の中心となる屋根・扉つきのマーケット)、16の隊商宿(ハン)、22の門がある。
・総面積:45,000平方メートル
・店舗数:3,600店舗(取扱製品の種類数:97種)
・働いている人の数:25,000人
・訪問者数:1日平均30万~50万人

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( 翻訳者:石川志穂 )
( 記事ID:21208 )