PLO、アル=ジャズィーラの政治的キャンペーンを主導したとしてカタールを批判
2011年01月25日付 al-Hayat 紙


■パレスチナ当局:「アル=ジャズィーラ・キャンペーン」の責任はカタールに

2011年01月25日付『アル=ハヤート』紙(イギリス)HPアラブ国際面

【ラーマッラー:本紙】

パレスチナ解放機構(PLO)は、反PLO政治キャンペーンだと同機構が主張するアル=ジャズィーラ特集番組の背後にカタールがいるとして非難した。

PLO執行委員会のヤースィル・アブドラッボ事務局長は昨日(24日)、PLOの拠点ラーマッラーで記者会見を開き次のように述べた。

「この政治的キャンペーンは第一級の高等なものである。アル=ジャズィーラのハンファル総局長がこの類のキャンペーンの責任を負うはずはなく、責任の所在は、カタールの最高レベルの政治決定にあるはずだ。」

アブドラッボ氏はカタールを強く非難し疑問をぶつけた。

「なぜカタールはパレスチナ側ばかり追求するのか。地域住民をスパイしていると言われる駐カタール米軍基地のような重要な問題に、カタールはなぜ取り組まないのか。自国とイスラエルやイランとの関係、そして各国内を分裂させようとしている宗派主義グループをカタールが支援している件などには、何故言及しないのか。」

1600件あると言われるイスラエル・パレスチナ交渉に関する文書をアル=ジャズィーラが日曜の夜に公開し始めてから、2日が経った。4日間続いているこのキャンペーンの初日に、アル=ジャズィーラは同局のアナウンサーとともに、エルサレム問題、難民帰還問題その他の面での譲歩について、パレスチナの交渉担当者らを批判し、審判を下すゲストを招いた。

アブドラッボ氏は記者会見で次のように指摘した。

「アル=ジャズィーラは、個々の発言を細切れにし、私がパレスチナ側交渉者の誰からも聞いたことのないような事をねつ造し、誰かが言った個人的な冗談をその人の政治的立場であるかのように紹介した。」

(後略)

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( 翻訳者:中島希 )
( 記事ID:21259 )