BBCのトルコ語ラジオ、財政難から閉鎖
2011年01月26日付 Radikal 紙

BBCトルコ語部門のスカン部長:我々の予算から24%にも達する減額が行われる。これにより、一部のスタッフが職を失うのは避けられない。

BBCワールドサービスの職員の4人に1人は解雇され、トルコ語部門はラジオ放送を断念した。

BBCトルコ語部門のフセイン・スカン部長は、NTVで放送される「ワールドアジェンダ」という番組やインターネット(www.bbc.co.uk/turkce)上での放送は継続するとした。

スカン氏は、トルコ語とロシア語でも行われていた同サービスのラジオ放送が終了することが発表されたと述べ、いくつかのラジオ番組は短くなってしまうかもしれないが、続けられるよう努力すると語った。

トルコ語部門における解雇の有無を問われたスカン氏は、「これを発表するのは時期尚早です。私たちの予算は24%も削減されました。従って、一部のスタッフが職を失うのは避けられません。しかし何名が職を失うことになるかはまだ分かりません」と答えた。

解雇に関しては、まず原則として「希望退職」という形がとられる述べたスカン氏は、強制的に辞職させる代わりに、「退職金を受け取って仕事を辞めたい者はいますか」と尋ねていくと語った。

BBCワールドサービスは、予算削減に関連して職員の4人に1人を解雇する。決定に従い、マケドニア語、アルバニア語、セルビア語、カリブ人のための英語、アフリカのためのポルトガル語放送を終了する。

1932年に「エンパイアサービス」という名で創設されたBBCで、トルコ語放送が始まったのは1939年11月20日のことである。

一時は70近くまであったBBCワールドサービス部門数は32まで減ってしまった。BBCアラビア語テレビを設立する資金を得るために、大部分がバルカン諸島と東ヨーロッパの言語で構成された10部門が2006年に終了した。

設立以来、BBCワールドサービスの予算を負担している外務省は、戦略上の決定に関しては発言権を持つが、放送方針には口を出すことができない。

英国の保守党-自由民主党の連立政権は、公的予算削減計画の中で、BBCワールドサービスの外務省所が負担している予算を、BBCの国内放送と同じ予算から賄われることになると発表していた。

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( 翻訳者:智原幸穂 )
( 記事ID:21272 )