エジプトの作家・知識人、反ムバーラク運動への連帯を表明する声明を発表

■エジプト人知識人、反ムバーラク運動への全面的な連帯を確認

2011年02月06日付『クドゥス・アラビー』

【カイロ】

日曜日、エジプトの知識人100人以上がフスニー・ムバーラク大統領辞任を求めるデモへの全面的な支持を表明する声明を発表した。AFPがその写しを入手した。

『我々は君たちの一員であり仲間である―エジプト作家・文学者・知識人の声明』と題したこの声明に署名した知識人らは、「1月25日革命に完全に寄り添い、広範囲な腐敗に抗うそのスローガンと公正な要求を受け入れる」ことを確認した。

その上で、「組織的なエジプトの資産および領土の略奪と、追従主義の域に至るほどの国家利害の放棄という、与党・国民民主党の政策への抵抗」を訴え、「現行の腐敗した体制を退陣させる義務と、公金を横領し、国益に損害を与えた腐敗した者たちを裁判にかける必要性」を確認した。

無党派知識人会議準備委員会の呼びかけで発表されたこの声明に署名した知識人らは、「誰もが腐敗していることを知っている体制の外にいる多様な政治的、愛国的方向性の代表者たちを集めた暫定連立政府の樹立を求める1月25日革命の正当な要請」を支持すると明言し、その政府は「非常事態令の即時廃止、あらゆる政治犯の釈放、両院の解散、憲法改正、報道と結社の自由、失業対策と最低賃金保障という貧困層の要求の検討」を行わねばならないとの見解を述べた。

さらには、このエジプトの民衆蜂起に「何ら役割を果たさなかった政党や勢力による、革命の声を盗み取り、あるいはその意志を捻じ曲げようとする試み」に警告を発した。

この声明に署名した主要な人物は以下の通り：
小説家のスヌアッラー・イブラヒーム、イブラヒーム・アスラーン、バハー・ターヘル、ムハンマド・アル＝バサーティ、イッザト・カムハーウィー、サアド・アル＝キルシュ、アラー・アル＝アスワーニー、アラー・アル＝ディーブ、バヒーガ・フセイン、サルワ・バクル、スィハーム・バイユーミー、ファトヒーヤ・アル＝アッサール。

映画監督のダーウード・アブドゥッサイイド、アワーティフ・アブドゥッラフマーン、脚本家のマフフーズ・アブドゥッラフマーン。

詩人のサイイド・ヒガーブ、ヘルミー・サーレム、リフアト・サラーム、アブドゥルムヌイム・ラマダーン、ファリード・アブーサアダ、マーギド・ユースフ、ムハンマド・アブドゥルムッタリブ、ガマール・アル＝カッサース。画家のムハンマド・アブラ、ヘルミー・シャアラーウィ、ハリール・カルファト、シャウキー・ガラール、サファー・アル＝トゥーヒー。

[評論家・学者の]アブドゥルムヌイム・タッリーマ、イッズッディーン・ナギーブ、ムハンマド・アブルガール、マディーハ・ドゥース、サイイド・バハラーウィー、アミーナ・ラシードら。

委員会側は数日のうちに数百人のエジプト人知識人がこの声明に署名すると見ている。

（本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。）

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（ 翻訳者:山本薫 ）
（ 記事ID:21397 )