障害者の約6割が失業中
2011年01月30日付 Mardomsalari 紙
バーヴァル協会理事長は「失業率が全国平均よりも高く、取るに足りない額の年金しか受け取れない、社会的弱者といえる障害者たちにとって、補助金廃止法の実施は直接的な影響を与えるものだ」と述べた。
ソヘイル・モアッヤニー氏はイラン労働通信(ILNA)との会見で、障害者が就業の分野で多くの困難を抱えていることにふれ、次のように強調した。
「残念ながら、障害者の失業率に関して観察と研究を行う機関が〔イランには〕一ヶ所もないのが現状だ。失業率に関して中央銀行と統計局の統計には差があるのと同じように、障害者の失業率についても、同じような問題が存在する。たとえ一部の関係筋が彼らの失業率を60%以上と推計したとしても、この率が正しいかどうかを判断するための正確な根拠は存在せず、障害者の失業率は国内の平均的な失業率よりも高い〔ということくらいしか分からない〕」。
バーヴァル協会理事長はさらに、「福祉庁の保護を受けている人の数や、各協会や機関で職〔の斡旋〕を求めている人たちをみる限り、障害者が就業の面で多くの困難に直面していることは明らかだ。職に就いている障害者の大部分も、安定した職を得ていなかったり、最低賃金で仕事をしていたり、保険に入れなかったりしている」と付け加えている。
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( 翻訳者:小松崎翔一 )
( 記事ID:21423 )