問題発言の女性議員を「イラクに行かせる」―CHP党首、アラブ紙記者に語る
2011年02月09日付 Radikal 紙
共和人民党(CHP)のケマル・クルチダルオール党首は、中東アラブ諸国の新聞記者らと会見を行った。
クルチダルオール党首は、CHP党本部で中東アラブ諸国の新聞記者らと朝食会を兼ねた会見を行った。会見にはイラン、カタール、レバノン、イラク、エジプト、クウェート、アラブ首長国連邦からの新聞記者、テレビ、通信関係の代表者が参加した。
情報によればクルチダルオール党首は会見で中東アラブ諸国の新聞記者の質問に答え、特にイラクの憲法、統治体制、国家構造を尊重していると強調した。
クルチダルオール党首は、CHPは中東諸国と良好な関係を築きたいと考えていることを強調し、このため世俗国家の構造を尊重し中東諸国におけるテロ組織の活動を認めてはならないと主張したとされる。
クルチダルオール党首は「イラクには強力な野党が必要だが、これは分裂ではなく統一の基礎となるべきである」と述べ、さらに「我々は他国を指導するような真似はしない。なぜなら我々は皆平等な国であるからだ。我々には国民がいる。お互いに耳を傾け、考えが同じでないとしても耳を傾けるのだ。しかし(他国を)指導するようなことは似つかわしくない。これはアラブとイスラム世界に対する侮辱である」と語ったことが明らかにされた。
会見ではある新聞記者がCHPのイズミル選出議員ジャーナン・アルトマンの「アラブの女性のようになりたくはない」という発言について質問した。クルチダルオール党首はこの発言は正しくなかったとし、「ジャーナン女史を同地域へ派遣しなければならない。彼女はアラブ世界を知る必要がある」と述べたことが明らかにされた。クルチダルオール党首は、CHPには中東地域では代表部はないとし、「代表部はないが、もっと関係を密にしたいと思っている」と述べた。
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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:21430 )