アラブ中から批判を浴びたエジプト新文化大臣、ついに辞任
2011年02月09日付 al-Quds al-Arabi 紙
■新文化相のガーベル・ウスフール、健康上の理由で辞表提出
2011年02月09日付『クドゥス・アラビー』
【カイロ】
新しく文化大臣に任命されたばかりのガーベル・ウスフール氏[=著名な文芸評論家。元カイロ大学文学部教授、最高文化評議会事務局長、最高翻訳評議会議長]はAFPに対し、水曜日に「健康上の理由から」辞表を提出したと明言した。
情報筋によれば、ガーベル・ウスフール氏は自宅に籠っており、辞表はアフマド・シャフィーク首相宛てに送ったという。エジプトの蜂起が始まってアフマド・ナズィーフ内閣が総辞職したのを受け、アフマド・シャフィーク首相は1月31日に新内閣を組閣した。
民主主義のための蜂起が起きているこの時期に文化大臣に就任したことは、自由を信じる知識人としての彼の経歴に矛盾するとして、ガーベル・ウスフール氏は就任直後からエジプトおよびアラブ中の知識人たちから激しい批判を浴びていた。
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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:21432 )