■アブドゥッラー・ハサン、軍に付き添われて事務所を去る
2011年02月13日付『アル・アハラーム』
中東通信(MENA)のアブドゥッラー・ハサン取締役兼編集長は土曜夜、エジプト軍に護衛されてカイロ中心部にある中東通信の建物を出た。
ハサン氏は国営メディアの一つとみなされている同通信社の記者と職員への恐怖心から、護衛のために特別部隊を送ってほしいと軍に要請していた。ハサン氏は彼らが破壊行為を行っていると訴えていたが、到着した軍部隊からは、いかなる破壊行為も認められなかったとして、ハサン氏の通報は事実無根であると上司に報告する旨、抗議活動をしている職員たちに知らされた。
ハサン氏は「前政権の象徴の一人」であるとして、同通信社の職員たちにシュプレヒコールを浴びせられる中、[軍に]守られつつ不名誉な形で退場した。同通信社の記者たちは土曜、アブドゥッラー・ハサン取締役兼編集長および彼の家族の資産状況を捜査し、資産を凍結するよう、検事総長に要請していた。
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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:21485 )