夫の命、「悪魔的関係」の犠牲に:密通の末、被害者の妻が犯行現場で自作自演
2011年02月15日付 Jam-e Jam 紙
共犯者の男と共謀して自分の夫を殺害した若い妻が、犯行を隠蔽するために、夫が残虐な強盗によって殺害されたとウソを述べていたことが分かった。
ジャーメ・ジャム紙の報告によると、イラン暦第9月(西暦11〜12月)の初旬、この女はキャラジの110番警察緊急センターに通報し、マスクをつけた二人組の強盗に自宅が襲われ、夫が殺害されたと訴えた。
警察官らが犯行現場であるモハンマドシャフルの庭園に向かうと、管理人室に倒れていたアフガン人男性の遺体を発見した。司法当局と連携した上で、若いアフガン人男性の遺体は法医学に移された。そして本件に関する捜査が開始され、被害者の妻に対する取り調べが始まった。
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若い妻と被害者の夫の不仲がナゾ解明の端緒に
捜査を続けたところ、捜査官らは殺された被害者とその妻が不仲だったことを突き止めた。その結果、捜査官らは被害者の妻に疑いを抱き、再度彼女の取り調べを行うと、ついにその若い女は、バシールという名の男が夫を殺害したことを自供した。
容疑者の女は警察に、「私と夫は不仲でした。しばらく前、私の姉(妹)の家を訪ねた時のこと、姉(妹)の夫の兄(弟)が私と夫の不仲に気付き、不義密通を私に持ちかけてきました」と供述、さらに次のように続けた。「このようないきさつで、私たちの密通は始まりました。私たちは2人とも結婚の意思をもっていましたが、夫が障害となっていました。そのため、夫の殺人計画を企て、実行したのです」。
彼女はさらに、「事件の夜、私は親戚の家に行き、私がいない間に、バシールが私の自宅に来ました」と述べ、「夜、自宅に戻ると、すでにバシールが夫を殺していました。彼が逃げられるよう、金品を彼に与えました。数日後に、彼と合流する予定でした」と続けた。
若い女の供述を受け、容疑者の捜索が始まり、事件から1週間後に容疑者は逮捕された。
殺人の容疑者は、警察の取り調べの中で、若い女との密通が動機で彼女の夫をナイフと棍棒を使って殺害したことを自供した。容疑者らの自供を受け、司法命令が出され、双方とも拘置所に送られた。
背徳の女と殺人実行犯のファイルは昨日、起訴状の発行とともにテヘラン州刑事裁判所に送られた。近々、彼らの裁判が行われる予定だ。
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( 翻訳者:野田奈巨 )
( 記事ID:21520 )