ダミエッタ市、日常生活を取り戻した一方で「エジプトのために自分自身から変わろう」と呼びかけるチラシが登場
2011年02月17日付 Al-Ahram 紙
■ダミエッタで家具造りが息を吹き返す
2011年02月17日付『アル=アハラーム』紙
【ダミエッタ:ハサン・サアド】
若者たちの革命が勝利し、政治が安定を取り戻した。ダミエッタ市民も宗派を超えてこの勝利を文明的に祝い、市内の時計広場で数千人を集めた大規模な祝典を開催した。そしてようやくダミエッタ市民は新たな気持ちで職場に戻ったのである。
二週間閉鎖されていた家具工房が再開され、近隣県から家具を購入しにくる顧客が戻り始めたと共に、ショールームでの家具販売の動きが徐々に正常に戻り始めた。
ダミエッタ第二の産業である製菓の店も、これまでの損失を埋め合わせようという希望に突き動かされ、預言者生誕祭のお祝いに向けた準備を始めた。
一方、ダミエッタ新市街開発機関は、市内の新しい住宅ユニットの予約を希望する市民からの申し込みを受け付ける窓口を開設し、数千人の希望者に無料で用紙を配布した。
他方、何人かのダミエッタ市民が家や商店の壁に、エジプトのためにまずは自分たちを変えようと市民に求めるチラシをはり出した。チラシには、「今日からエジプトは本当にあなたの国になったんだ。道にごみを捨てるのはやめよう。信号無視はやめよう。賄賂を払うのも書類をでっちあげるのもやめよう。あなたがエジプトに望む変化を自分自身から始めよう」。
(本記事は
Asahi中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:今井花南 )
( 記事ID:21545 )