「イラン革命はエジプト人民によるデモを支持する」:全国人民がバフマン月22日に意思表明
2011年02月12日付 Iran 紙
【政治部】イスラーム的イラン全土に散らばる人民各階層は昨日、イスラーム革命の偉大なる勝利を讃える32周年記念行事と同日に行われた特別デモ行進に大々的に参加することで、もう一つの「伝説」を作り上げた。そして、イスラーム革命の理想実現に向けた確固たる決意を強調した。
イラン紙政治部記者の報告によると、バフマン月22日〔2月11日〕の開始時刻には空気は冷たく、雪や雨が降っていたが、しかしこのことはテヘランの革命的人民による叫びに満ちた行動の妨げにはならなかった。イスラーム的イランの首都に住む市民らは、熱気にあふれた様子で舞台に上がり、これまでの32年間と同様、今も動じることなく自国の前進を阻む障害物を取り除き、理想を守り続けていることを見せ付けた。
エジプトをはじめ、中東で起きている最近の変動は、デモ行進に参加したテヘラン市民たちの動きにも影響を与えていた。彼らは口々に、「ムバーラクに死を」「イスラエルに死を」といったスローガンを叫ぶことで、カイロ市民、そしてイスラーム世界にとって「祝福されざる」(ナー・ムバーラク)現エジプト政権への抗議者たちに共鳴した。
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テヘラン市民、カイロ市民に共鳴
全国の他地域と同時に、テヘラン市民による革命32周年デモ行進への大々的な参加が〔今年も〕繰り返された。〔‥‥しかし〕エジプト人民による革命を支持するスローガンが叫ばれたことで、今年のデモ行進はこれまでとは異なるものになった。
デモ行進に参加した人々は、人形や手書きのプラカードを作って、エジプト人民の蜂起に対する全面的な支持を表明し、専制と抑圧に絡み取られた〔世界中の〕すべての国民の解放を求めた。デモ行進に参加した100万人規模の群衆は、デモ行進の途上、「ムバーラクに死を」「イスラエルに死を」のスローガンを何度も叫び、エジプト人民による革命を支持した。デモ行進参加者らはまた、エジプトの革命的ムスリム人民との連帯を表明するべく、署名にサインした。
イマーム・ホメイニー閣下とハーメネイー最高指導者の肖像、そしてイラン・イスラーム共和国の三色旗を掲げ、アーザーディー広場の方へと移動したテヘラン市民らは、「法学者の統治(ヴェラーヤテ・ファギーフ)に反対する者に死を」「私たちはクーファの民ではない、アリーを一人にはさせない〔※〕」「アメリカに死を」「イギリスに死を」「イスラエルに死を」「偽善者に死を」といったスローガンを叫んでいた。
〔※訳註:「クーファの民」とは、第三代イマーム・ホセインをリーダーとして招聘しながらも、敵対するウマイヤ朝の圧力に屈し、ホセインとその一族郎党を見殺しにした人々のこと。クーファは今のイラク南部。アリーは、「アリー・ハーメネイー」最高指導者のこと〕
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「ムバーラクは、祝福されざる(ラー・ムバーラク)存在だ」などという文句とともに、ホスニー・ムバーラクの肖像も、デモ参加者らの手に掲げられていた。
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( 翻訳者:松村すみれ )
( 記事ID:21555 )