シリア:「バッシャール・アル=アサドに反対する革命」の呼びかけ
2011年02月27日付 Al-Nahar 紙
■「バッシャール・アル=アサドに反対する革命」の呼びかけ
2011年2月27日『アン=ナハール』
【本紙】
「バッシャール・アル=アサドに反対する革命2001年」というタイトルのフェイスブックのページが、昨日午後の段階で約25000人の賛同者を集めた。同ページは「数日中に決定される」日にちに「シリアのすべての都市」でのデモを呼びかけている。
このページの設立者はいまだこのデモ実施日を決定しておらず、最終予定日は依然として「慎重に検討中」であり、「数日中に決定するだろう」と書き込んでいるが、同ページに掲載されているシリア国旗の画像には「3-15インティファーダ」と書かれ、3月15日という日付が示されている。
デモを計画するシリア人たちは、バッシャール・アサド政権打倒を求めて「シリアのすべての都市、カナダ、米国、英国、フランス、ドイツ、オーストラリアで実施予定のこの平和的」デモの呼びかけに同調するよう呼びかけている。
このページの設立者は、いかなる政治勢力にも属しておらず、「シリア国内及び欧州在住のシリア人人権活動家に過ぎない」と述べている。
フェイスブック上には類似したページが複数立ち上げられている。そのなかには、CIAのためにスパイ活動をしていたとの容疑で禁固5年の有罪判決を宣告された女性ブロガーの名を冠した「我々はみなタル・マルーヒー」というページもあり、同氏の即時釈放を要求している。
なお身元不明のグループが、2月4日の金曜の礼拝後にシリアのすべての都市で「個人支配、汚職、専制」に反対するデモの実施をフェイスブックで呼びかけていたが、シリアで当日デモは発生しなかった。
(本記事は
Asahi中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:青山弘之 )
( 記事ID:21681 )