共和人民党、7月選挙に向けクルド語解禁
2011年03月05日付 Radikal 紙

クルチュダルオール氏の党首選出されてから重要な政治方針の転換を行っているCHP(共和人民党)は、政策内容をクルド系国民に彼らの母語(クルド語)で説明する用意をしている。

ヴァタン紙のハレ・ギョニュルタシュ氏の記事によれば、CHPはクルド系国民に声を届け、彼らを親CHP派にする目的で「母語」にもとづいた4つの重要な政策を打ち立てた。CHPの選挙公約として用意された「家族保険」プロジェクトはクルド語に翻訳された。
CHPはクルド語の広告や広報放送について、TRTクルド語チャンネルと合意した。3月8日世界女性の日の祭典に、CHPケマル・クルチュダルオール党首が参加する予定の3月8日世界女性の日の祭典で歌手のズレイハ氏がトルコ語だけでなくクルド語でも歌を披露する予定である。

1、クルド語版家族保険

クルチュダルオールCHP党首によって2月にイスタンブルで経済記者に対して発表された家族保険は、有志によってクルド語に翻訳された。クルド語版家族保険パンフレットが発行され、特に南東部にある(同党の)組織を介して市民に配布される。

2、TRT ŞEŞでの広報放送

CHP執行部は、クルド市民に最短距離で近づき、家族保険の目標を市民に伝えるために、有料でTRTのクルド語チャンネルと合意した。プロジェクトはCHPが契約を結んで広告企業とエルドアン・トプラク副党首によって調整が進められている。CHPが依頼しているグレイ・イスタンブル社とレラァックス社によって制作された「クルド語広告・広報」番組がTRT Şeşに届けられた。CHPの「家族保険」に関するクルド語広報番組は来週からTRT Şeşで放送される予定。 

3、クルド語版インターネットサイト

CHPはクルド系国民に歩み寄るための3つ目の政策としてインターネットでクルド語放送を行うことを決めた。クルド語ページに関してケマル・クルチュダルオールCHP党首の指示に従って作業が始められた。CHPのインターネットサイトにおいて3月中にクルド語放送サービスを開始する予定であるとされた。ケマル・クルチュダルオールCHP党首はロンドン訪問の際、新聞記者の「クルド語のインターネット放送もありえますか?」という質問に対して「有り得る」と回答していた。CHPのインターネットサイトにおいてクルド語放送を実施するために先日来準備作業が続けられており、3月中には放送を開始することが分かった。クルド語への翻訳は有志によって行われるとのことだ。

4、マルディンでクルド民謡

CHPがマルディンで開催し、ケマル・クルチュダルオール党首も参加予定である3月8日女性の日の祭典に、ズルフィ・リヴァネリが発掘した歌手のズレイハ氏と合意がなされた。様々な民族言語で曲を歌う歌手ズレイハ氏がマルディンでクルド民謡を歌う予定であることが分かった。

クルチュダルオール党首のイラク訪問、延期

ケマル・クルチュダルオール党首が計画していた3月11日から13日までのイラク訪問は「安全上の理由」から4月に延期された。クルチュダルオール党首はバグダッドから訪問を始め安全が確保されればスレイマニヤ、キルクーク、アルビルへの訪問も考えていた。CHP外交調整部、外務省およびイラク政府との間で行われていた協議において、イラク国内の混乱のため安全が確保されないとの懸念から訪問を延期することが決定された。

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( 翻訳者:入口 愛 )
( 記事ID:21729 )