解党させられたDEP(民主主義党)の元議員レイラ・ザナは、BDP(平和民主党)のディヤルバクル県支部に総選挙への立候補を申し出、当該地域の適当な県から無所属で候補となる意向を示した。
6月12日に行なわれる総選挙に無所属で候補をたてて参加するBDPに、解党させられたDEPの元議員であるレイラ・ザナが合流、無所属で立候補する意向を示した。ザナ元議員は、今日BDPディヤルバクル県支部を訪れ、立候補の申込みを行なった。ザナ元議員は、どの県の候補者となるか決定には言及せず、BDPの決定に従うとした。
BDP関係者は、ザナ元議員の立候補に関して法的障害はないと述べ、ザナ元議員は、高い確率でディヤルバクル市の候補者となるだろうと語った。
今回、再び国会議員へ立候補するレイラ・ザナ元議員は、1991年の総選挙でSHP(社会民主人民党)傘下の候補として初当選し、TBMM(トルコ大国民議会)に、ディヤルバクル県選出の議員として入った。ザナ元議員とその同志たちは、その後SHPを離党しDEP(民主主義党)をつくったものの、1994年3月2日、ザナ議員、オルハン・ドーアン議員、セリム・サダク議員は、議会で免責特権をはく奪され、逮捕された。この人々に対しては、非合法組織運営の罪状で何年も裁判が続き、結果ザナ議員とその同志は加重禁固刑に処された。10年の服役後、ザナ議員らは2004年に釈放された。
ザナ元議員は、釈放後、政治活動が禁止されているため、これまで選挙に立候補できなかったが、今回の選挙に当選すると17年ぶりにTBMMに入ることになる。
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( 翻訳者:大久保はるか )
( 記事ID:21853 )