■リビアとバハレーンがアラブ連盟緊急会合の議題に
2011年03月23日『アル=アハラーム』
【ムハンマド・マブルーク】
アラブ連盟は昨日[22日]、リビアの情勢を協議するため、連盟のアムル・ムーサー事務局長も出席する中、常任代表級の緊急会合を開いた。
会合では、リビア上空に飛行制限区域を課すとの国連安保理決議第1973号に基づく、ムアンマル・カッザーフィ-(カダフィ)の部隊に対する国際的武力行使問題の影響が協議されたほか、目下アラブ諸国で起こっている事象が概観された。また、ムーサー事務局長は、バハレーンの安定とアラブの国としてのアイデンティティを維持するとのアラブ諸国の立場を確認した。
ムーサー事務局長はこの緊急会合の傍ら、バーレーンのハーリド・ブン=アフマド・アール=ハリーファ外相と、イランからバハレーンへの内政介入問題について会談し、その後開いた記者会見で以下のように述べた。「我々の連絡協議は全て、バハレーンの安定と、そのアラブの国としてのアイデンティティという、重要かつ正当な状況の保護を中心に行われている。アラブ連盟の立場は、イランを含むあらゆる国々との連絡の中で表明されている」
一方、バハレーンの外相は、「湾岸協力会議(GCC)の全ての国々との治安防衛協定に基づいて、バハレーンにアラビア半島の防衛部隊が到着した。同部隊の役割は、バハレーン王国への外国からのあらゆる脅威に対し、重要な施設を保護することにあり、デモ参加者に対する治安行動ではない」と語った。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:松尾愛 )
( 記事ID:21911 )