クルチダルオールCHP党首の義父死去、葬儀はアレヴィー式で
2011年03月26日付 Milliyet 紙

共和人民党(CHP)のケマル・クルチダルオール党首は、心不全のため滞在していた家の窓から落ちて死亡した82歳の義父アリ・フドゥル・オズダー氏のトゥンジェリで行われた葬儀に参加した。クルチダルオール党首はセヴィム・クルチダルオール夫人を抱きしめて慰めた。

ケマル・クルチダルオールCHP党首は、故郷のトゥンジェリで心不全になった後滞在していた家の窓から落ちて死亡したとされる義父のアリ・フドゥル・オズダー氏の葬儀に参加した。クルチダルオール党首はイスタンブルでの予定を中止してトゥンジェリへ向かい、定期便でエラズーへ、そこから高速道路でトゥンジェリへ向かった。クルチダルオール党首はジェムエヴィで妻のセヴィム・クルチダルオール夫人、義母ファトマ・オズダーさん、娘のゼイネプさんとアスルさん、娘婿のジェンギズ・ナディル氏に迎えられ、故郷の人々に拍手を送られた。クルチダルオール党首の息子ケレム・クルチダルオール氏は韓国で博士課程を続けているため葬儀に間に合わなかったことが明らかにされた。黒のスーツとタートルネックのセーターを身につけたクルチダルオール党首は、ジェムエヴィで妻と義母のそばに行って哀悼の意を伝え、叔母でもある義母の手にキスをした。

亡くなったフドゥル・オズダー氏の葬儀はケマル・クルチダルオールCHP党首と妻のセヴィム・クルチダルオール夫人が参加したトゥンジェリのハジュ・ベクタシュ・ヴェリ文化振興共済組合ジェムエヴィと、アレヴィー教徒たちによるナズィミエ郡中心部の2ヶ所で別々に行われた。トゥンジェリで行われた葬儀にはCHPのウムト・オラン、エンギン・アルタイ、ヴォルカン・ジャナリオールの各副党首、アキフ・ハムザ・チェレビ会派代表、カメル・ゲンチ議員、アフメト・エルスィン議員、メフメト・セヴィゲン議員、シェヴケト・キョセ議員、トゥンジェリ県のムスタファ・タシュケセン知事、平和民主党(BDP)所属のエディベ・シャーヒン市長、エルタン・ヤヴァシュ警察署長もクルチダルオール党首とともに参列した。トゥンジェリのジェムエヴィで行われた葬儀には労働党(EMEP)やCHP所属の市長らともに、公正発展党(AKP)のジハン・アチュクギョズ議員候補も参加した。

オズダー氏の棺が石台に運ばれた後、29歳のアレヴィーのデデ、カーディル・ブルト氏によって葬儀が執り行なわれた。ジェムエヴィでの葬儀の後アレヴィーの伝統に従ってオズダー氏の棺の上に広げられたタオルにまず近親者、続いて葬儀の参列者たちが進んでいくらかの金を置いた。金が置かれるのは亡くなった人の葬儀費用を補うための結束であるという。

葬儀の後、遺体は高速道路で30キロメートル離れたナズィミエ郡に運ばれた。町の中心部で行われた2度目の葬儀には約1000人が参列した。ケマル・クルチダルオールCHP党首はここでの葬儀の後棺を担いで霊柩車まで運んだ。遺体はその後同郡から10キロメートル離れたデレオヴァ村アイランル地区に運ばれてそこで埋葬された。クルチダルオール党首は埋葬の際、夫人を抱いて慰め、夫人とともに墓に土をかけた。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:21950 )